本日国際フォーラムの雪組を拝見する予定だったワタクシ。とっていた休みが空しく予定がなくなり、ちょっと前の話ですが、アップします。
急に行けなくなってしまったので、引き取ってもらえないかとお友だちに頼まれて、思いがけなく突然のブリリア。宙組なら行くと言うので、たまたま家にいた娘を同行しました。
お席は一階前方上手でした。セットが大きいものでしたから、想像はしてましたがほぼ見上げる感じ。肩の緊張と首の疲れで頭痛が…
この公演は2階席がベストポジションでしたね。
ただオペラの要らない距離だったのがラッキーでしたし、配信も円盤もない公演日数の少ないレア公演を二回も観劇できて幸せでした。
「この距離で見ると、(ジェンヌさんて)ほんとに生きてたんだ~と感動するね」と娘。笑えるけど、たしかにそうかもね。地上の生物感ないですもんね。
ききちゃんほんとノリノリで
あまりに熱が入りすぎて、フランの兄カールとの対決?の場面では倒れた場所が舞台の端ギリギリ過ぎて、見ている方が落下を心配してドキドキしました。リビングの家具をカールに追いかけられて回りながら、ビシビシとコメディビームを飛ばし、こらえきれずに蒔世がなんども笑ってしまうという、、、蒔世くん、まだまだ修行が足りませんね (笑) ききちゃんの方は大真面目に「笑ってません?」「笑ってますよね?」と仕掛けていましたから、一枚役者が上なんでしょう。でも蒔世の熱演には客席は拍手と笑いで応えました。マージとの二役があってのカールのおもしろさ。あられちゃんが演じていたらここでの笑いは起きなかっただろうと思うと、まさしくこのメンバーでしかできないプロプロとなりましたね~
そして集合日にあられちゃんの退団が発表されて…このプロミセスプロミセスでの休演がなくても次で辞めるつもりだったのかもしれませんが、なんだか休演のあと辞める生徒さんが多い気がして残念です。
そらシェルドレイクのいやらしいまでのかっこよさは、この日も全開でした。家庭持ちのオジサンというのは、良くも悪くも妻の存在によって醸成されるものなので、若い女の子はゆめゆめ騙されてはならないのですが、妻たる立場のオバサンでありながら、つい見惚れてしまうそらくんの色気には抵抗不能。なんでしょう、あの俺様感。全然うろたえない開き直り的な?もとの浮気相手を秘書に据えておくのもどうかと思いますが、暴露されても「勝手にしろ」と言い放つその自信はなんなの?具体的には描かれていませんでしたが、のちに妻の知るところとなり、離婚に至り、その後でフランにプロポーズして結局は断られたときも、追いすがるのでなく「勝手にしろ」と言ったのではないかという気がします。去るものは追わず。そしてそんなに日をおかずに、また別の恋人を得ていたかもしれませんね。
女性の社会進出の黎明期、男性優位の時代背景もあるでしょうが、結婚という制度に向かないこういう人は独身を通せばいいのに。。。逆説的になりますが、既婚者だからこその色気と余裕なのかもしれませんけど。
芝居の幕が降りてフィナーレでステップを踏んでいるときの、うって変わった爽やかな笑顔にはまた、キュンとさせられますね~そらくんにやられっぱなしのワタクシです。
ごひいきが退団して、『シティハンター』というウルトラC(←古ww)の演目を出してきた雪組。若干引きぎみだったのですが、そらくんの組替で俄然見に行くのが楽しみになってきました。着物も似合うのは『夢千鳥』で証明済み。次回大劇場公演の日本物も楽しみです。
前作の『ホームズ』をみて、ききモリアーティ教授に心動かされていた娘でしたが、今回の軽妙なチャックはさほど好みではなかったらしく、「シェルドレイクってだれ?歌、うま!」とググってました。イケオジにまんまと騙された感じ?笑「(デリシューの)クレープ伯爵だよー」と言うと、「そうなの?」と驚いた様子。変幻自在の芸達者さん、雪組での活躍を祈ります。『ODYSSEY』も中止になって雪組のそらくんに会えるのはいつの日になることやら…
プロプロ、CD発売されたら買おうと思います。そらくんの歌唱を聞けるだけでも価値ありですね
当たり前に観劇できていた日々が、まったく当たり前でなかったことに再び気がつく東京の休演。忙しいはずだった1月の観劇スケジュールは思いがけなくスカスカ
花組は再開されるのか、このまま打ち切りか、固唾をのんでお知らせを待っています。