9/8(水)18時、日本青年館ホール。
タカラヅカライブネクストの旗揚げ公演『アプローズ夢十夜』初日に行ってきました。
宙組とダブルヘッダー。日比谷からは20分ほど。私のほかにも何人か同じ行程の方を見かけました。
タカラヅカライブネクストの構想をオープンにしてから半年以上。コロナ禍でもあり、どうなっていくのか見当もつかないなか、水面下では企画は進んでいたとみえて。
彩凪翔の卒業を待っていたかのように、旗揚げ公演が発表されました。
音花ゆり、貴千碧、風馬翔、透水さらさ、笙乃茅桜、星乃あんり、星吹彩翔
お名前を聞けばそれぞれ、まんなかにはならなかったけれど、歌唱に、ダンスに秀でた才能を持っていたメンバー。それぞれの得意分野を生かした舞台にはなるのだろうと想像しましたが、どんなものなのかはイメージが膨らみかねていました。何もお手本がない、さりとてミニ宝塚みたいになってもおもしろくない、どんなものを見せてくれるのだろう、と期待と不安でドキドキワクワクしながら開演を待ちました。
本筋とは関係のないことですが、開演を待つ客席の静けさに驚きました。最近の大劇場のザワザワに慣れてきていましたから、まるで一年前に再開した頃、一個飛ばしの座席で緊張して座っていたあの頃のようでした。ロビーはそこそこざわついてましたけどね。
そしてとりあえず一報!
おもしろい!
いろんな意味で予想を裏切るしつらえでしたが、とてもよかったです。
階段の上方に翔ちゃんのシルエットが見え、スポットが当たって始まり、、、
コンサートでもない、芝居でもない、ミュージカルでもない、次の場面の展開を固唾を飲んで見守る時間。
翔ちゃんは、男役のしっぽを残したままで、でも確実に女性らしく変化する過程にあり、不思議な色っぽさに心をつかまれました。
前半翔ちゃんのマイクにトラブルがありましたが、中断することなく舞台は進み、我々客席サイドとしては、生の声を聞き取ろうと、全身耳にして集中しました。袖でもなんとか助けたいというじれったい思いがあったことが後で明かされました。舞台に出てくる他のメンバーから、翔ちゃんにさまざまなフォローの言葉がかけられ、客席もそれをわかって『ドンマイ』のあたたかい拍手をおくる。舞台と客席が一体となって、作り上げた気がした出来事でした。
東京は3公演のみですが、東京の千秋楽にまた行くので、内容については次に書きます。
初日の予想外はほかにも!
なんとプログラムが売り切れ。
次回リベンジです。