7/23(金)11時公演。A席、三階センターブロック。

あいかわらず急傾斜、怖〰️

そして、天井近(*_*)


今日と明日連チャンで観劇です。

今日は友の会席。

明日まとめてにしようかな…と思いましたが、やはり初見の感想はそれなりに大切かな、と。ざっくりいきます。


見終わって、幕が降りて 、(私はこんな風に人を愛したいか、人に愛されたいか?)と余分ながらつい自問自答していました。私の答えは「否」です。誰かを不幸せにしてまで(究極誰かを殺してまで)自分の幸せを追えない。程度問題、バランスがだいじ、と小市民の私は考えますねー。カーテンコールで愛ちゃんがお礼を述べて、「ロドリゴのまっすぐな愛がみなさんに伝わっていたらうれしいです。」と言ったのが、宙をさまよっている感じでした。これをまっすぐな愛と考えて芝居を作ったものと思いますが、理解に苦しんだだろうなぁ、、、


物語は、いわゆる魔性の女に世間知らずのお坊っちゃんが振り回される話です。『マノン』とタイトールロールにあるように、マノンが主軸の話ですし、愛ちゃん自身も女性ですから、この話を読んで「愚かな男だなぁ」と思ったのではないかと思いますが、しかし、自分がその男性を演じるにあたり、ではどこに重心を置くかというときに、マノンへの思いがひたすらな純粋なものというところに据えたのではないかしら?

愛ちゃんの役作りの苦しみが、ロドリゴの苦しみに重なって見えました。


マノンのくらっちは、こちらも魔性の女として生きるのは大変だったとは思いますが、元々濃い美貌の持ち主なので、見てくれを作るのはそう難しいことではなかったかと。お金を得るために、金持ちの男性とその場限りの縁を結ぶことを道徳的に苦にしないタチの女性というのは、まぁ想像の範囲ではあり、「愛する男のために」という大義名分が付くことで免罪符を得たような気持ちになるのも、自分がそうであるかどうかは別にしてない話じゃない。しかも、どんな修羅場にも最後にはロドリゴを選ぶのだから、彼女自身はロドリゴへの純粋な愛に生きているというのを信じて演ずることができたはず。


意外に好印象だったのが、マノンの兄の天飛レスコー。チャラい上にろくでなしで、美貌の妹を食い物にして楽しく刹那的に暮らしていたが、最後に妹とその恋人の逃亡を助けて銃弾に倒れる。方向は間違ってはいるけど、一本筋が通ってるなと。


以前からちょいちょい注目している朝水りょうさん。レスコー兄妹とロドリゴに騙されたことに怒って、意趣返しで二人をひっかけて警察に捕まえさせる憎まれ役。お隣のかたが、幕間にプログラムを買ってきて「すごい好み。こういう悪い人好みだわ~」って。(笑) 情の薄そうな顔立ちなので、似合いの配役でした。

最近存在感の増している輝咲さん。センター近くにはいませんが、だいぶ上級生になって脇を締める役割として欠かせない役者になってきました。いいオジサンの役が多かった印象ですが、今回はちょっとクセのある役。なかなかいいです。

この二人、逆の配役でもありでしたね。


そして大輝真琴さん。あれ?この方退団だったかな?と思わずニュースを確認してしまった。こんな露出見たことなかったので。91期。成績は悪くないけど、あまり役付きに恵まれてなかった感じのかた。実に個人的な話ですが、どうして私がこの方を認識しているのかというと、生まれて始めて誘われた会の総見というのが大輝さんのだったから。思わず身を乗り出して見ちゃいました。なにかの縁で繋がりを感じると、以後舞台の上にさがしますよね。ヅカファンあるある。(笑)


さて明日は1530公演。

この連チャンの3日前、20日にワクチン(モデルナ)の2回目を打ちました。接種10時間後から丸24時間、38.3-38.0の発熱に見舞われ、平熱に下がるまで更に8時間かかりました。そして満を持してKAAT見参。我ながら良くできたスケジュールでした。(笑)

これから2回目を接種の予定のかた、観劇スケジュールとにらみ合わせて受けるのをオススメいたします。

副反応は人それぞれですが、何もないとは限りませんのでね。


それではまた明日~(^^)/