7/15(木)1330公演。
声をかけていただいて、ある生徒さんの取り次ぎで観劇。一階23列上手でした。後ろから2列目ですが、15列めあたりの上手下手よりも視界は良好かもしれないと思いました。横一列の席数が前方よりは少ないため斜角があまり鋭角にはなり得ないからと、床面の傾斜もけっこうあるのかも?
今日はショーの話をしようと思いますが、その前に前回衝撃だったゆりさんの高師直をガン見した件。笑
配役がわかっていてガン見しても、ゆりさんとわからなかった〰️いつも静かな笑みをたたえている目も、どういう化粧をすればそうなるのか?血走ったギョロ目になってるし、もうすご過ぎるクオリティ
るうさんはいつもいい役付きですが、ゆりさん、からんちゃん、なつこさん、、、今回は上級生の活躍が目立ってうれしかった。久しぶりに上級生が満足のいく使われ方をした気がします。海外ミュージカル続きだったせいか?役が少ないのは制約もあって仕方なかったのかもしれませんが、まったくタレントのムダ遣いでストレスがたまることでした 劇団の座付き脚本家っていいですねぇ。宝塚はそれでとっちらかっちゃうこともありますが、うまくいけば人材を生かせる配置になるのがすばらしい。
久しぶりと言えば、ショーは2年ぶりだそうで。直近がピガールでその前がIAFA。ショー作品はタイをコンセプトにしたクルンテープ以来になるのかな?
今回は王道の構成でした。妙なこだわりや突拍子もない演出もなく。衣裳もわりにスタンダード。端正な、と言ってもいい。月組らしいまじめな印象にたがわない佳作だったと思います。
プログラムが手元にないので順不同にはなりますが、印象に残ったことなどを。
まずベージュ?ゴールド?×白っぽい色合いの、男役娘役ともミリタリー調の衣裳でのプロローグ。今作品のイメージ通り、色も明るくて、衣裳の線がシャープでスマートでした。
次の場面はちなつさんの上手からの銀橋渡りに始まるのですが、鮮やかなブルーのスパニッシュ風な衣裳。艶のある歌声と抜群のスタイル、長い手足を十二分に生かしたダンスに釘付けになります。てっぺんが平らなハット、なんていうんでしょう?斜にかぶって斜め下からの視線がセクシー本格的なスパニッシュの場面は初めてとご本人の談ですが、いやーお似合いですよ~
普段からその格好しててほしい(ムチャ振り)
舞台の下手から登場の、ありちゃんのブラウン系のスーツ姿にもほれぼれしますね。立ってるだけで、ありちゃんとわかるスタイルの良さ。かわいいかわいいと思っていたら、ずいぶん大人っぽくなったな~。これに続く、5組?のタンゴは娘役さんからも目が離せなくなり、正に目が足りない状態に。どの組み合わせもかっこいい!天紫珠李さんの大きな瞳、強い視線に吸い込まれそう。
れいこさんがセンターのグループパフォーマンス。
隣が柚乃ちゃんですが、二人とも男役としては若干背が低い方。逆三角に体形が開くと、後方に立っている生徒さんの背の高さが際立ちます。下級生だと(申し訳ない)全員はわからないのですが、まゆぽんに匹敵するような目立つ方がいそうで、ゆくゆく楽しみです。身長って、残念ながら自分でどうにかしてコントロールできるものじゃないし、男役にとって身長は重要な要素の一つには違いない。恵まれたDNAを生かせるといいですね。
全員が青い衣裳の中詰めは、クライマックスのたまきが銀橋を渡るところでマイクトラブルだったのか、たまきの声が入ってこなくなり、その分全員が力一杯声を出して盛り上げようとしているのが伝わってきました。舞台は一人一人が作っているんだなぁと今更ながら思わされました。
卒業作品だからか、黒燕尾のシーンが長かったような気がします。たまきを支える、れいこさん、ちなつさん、ありちゃん、柚乃ちゃんの4人の安定感たるや!だいたいがトップが卒業を迎える頃になると、次期トップを含めて4人の路線スターが育ってきていて、同じようなシーンを見るたびに、次の時代を予感させてワクワクします。正に『綺羅星の如く』です。
また、るうさん、ゆりさん、まゆぽんら上級生がたまきを迎えねぎらうシーンも胸熱です。ことにるうさんがたまきの額の汗をチョンチョンと拭いてやるところ、珍しく舞台の上で二人の素の関係がかいま見えて緊張した中にふっと心がゆるむ思いです。
ただひとつだけ不満(というほどでもないですが…)残念だったのは、たまきの露出がいつもより2割増しに感じられたのに対して、さくらちゃんがいつも通りくらいだったことで。最後にエトワールの支度もありますから、いつまでも舞台上にはいられないですよね。フィナーレが一番の餞ということで、歌姫を見おくりました。
週末は宙組遠征の予定。
ついに東京は感染者数1300に
一人旅です。十分気をつけていってきます。