6/17(水)、13時半公演。
多めに予定していたチケットですが、事情により今日まだ?3回目です。
6/1、6/2の観劇のあとしばらくして、ことによったらもしや2回でmy楽かも?と思い始めていた矢先、今日のチケットを用意していただきました。
縁あって応援してきた生徒さんの取り次ぎで、2階S席最後方で下手です。すぐ後ろが通路なので後ろのかたへのご迷惑を考えずにすむのがいいですね。

家を出る前に、前回購入したプログラムを広げて、解説を読んできました。いつもギリギリの詰め込みです笑
マイティと、ほのかちゃん、重要な役どころだろうとは思いましたが、マイティに比べるとほのかちゃんにはセリフが少なく、本業は役者というのしか頭に残りませんで…役名はマエケナス。自分では名乗りましたが、他の人からは名前も呼ばれてなかったような?
アウグストゥスの治世を支えた、アグリッパと並んで双璧の人物なんですね。アグリッパが武力、マエケナスが知力で。とにかくあきらが書き込んであるのに対して、他の人物が雑すぎるような?気がして残念です。
そしてあいかわらず、ポンペイアがいつ亡くなっていて、どこの場面からが生存していて、どこの場面からが幻(亡霊?)なのかがよくわかりませんでした
トップ娘役の退団公演としては、変わった配役だったと思いますが、華ちゃんのお芝居もソロの歌唱もとてもよかったです。もっと見たかったと思えて残念ですが、それは言いますまい。
ショーは熱く、楽しくて、れいちゃんのさまざまなダンスを堪能しました。それで歌唱なんですが、、、すごく歌がうまくなってるのに唸りました。フラフラすることなく、音程が安定してる。声量は抑えているのか?という気もしましたが、就任前からずっと歌唱が心配と言われていたものの、今のれいちゃんなら歌にも不安はないです。彼女の感情のよく乗る若干ハスキーな声質が個人的にとても好きでして、セリフのみならず歌にもそれを感じます。
ところでこの公演とは直接関係ないのですが、、、
やはりワタクシ、宝塚全体に対して少し冷めてきているのを実感しています。望海さんと彩凪さんを見おくった今、どの組のどの公演のキャストをみても演目をみても、大阪にまで兵庫にでも行って観たい!と思うほどの熱量がありません。
それとは逆に、エリザベートのガラコンサートの配信を見たり、翔ちゃんのコンサートに大阪に出かけたり、次のタカラヅカライブネクストの旗揚げ公演にもバウに行ってみたいと思ったり、望海さんの初コンサートも既に行くつもりで(チケットの確保が問題ですがw)いたりと、OGさんの活躍には心が動く昨今です。
これまでは大劇場のみならず別箱もとれるならと、エントリーすることが当たり前でしたが、かなり演目、キャストを選んでいる自分が不思議です。大劇場も最低2回は観たい!と思っていましたが、1回でも、なんならパスしてもそれほど残念でもないかも?とまで、気持ちの上で変化があります。それは自分でも説明できない驚きです。さすがに、ベースの友の会のエントリーを見おくるほどでもないのですが、、、
宝塚ファンになって以来、大劇場公演のエントリーを(これはいいかな、と)意識して見おくったのは1公演のみです。別箱はだいぶスルーしていましたが。
こういう波があるという話は先輩ファンからうかがったことはありますが、自分の上に起きると、へー?というか、ほー?というか。(笑)
『トキメキ』ってなんとも説明しがたいですよね。自分を突き動かすエネルギー。どこにスイッチがあって、どこから湧いてくるのか?
冷静になった分、舞台そのものを「観た」気がします。登場人物の心の動きや、芝居全体の流れ。クリエーターの伝えたいこと。
贔屓の生徒が出ていればそれで大方満たされるのとは違って、その分アラも目につきます。たいていは、演者のせいではなくて、ホンのせいかとは思います。でも、全体を見終わった結果、満足できるかどうかは(つまり誰のファンでなくても、もう一度観たいと思えるかどうかは)、生徒さんの熱演にも関わらずやはり脚本の出来次第のところはあります。
それでも底流に宝塚文化を愛でる気持ちが消えたわけではないので、良いところを見つけようとしたり、別な視点から見ようとしたり、我ながらケナゲな心持ちです。演者が美しく、また努力を重ねていて、舞台がキラキラなのはまちがいのないところだし、若い人たちが一生懸命なのはそれだけで尊いことと思います。
コロナ禍となりさまざまな事情で観劇を控える方もいるでしょうし、配信が多くなって配信でみればいいか、と思う方もいるのでしょう。チケットも一時期よりはかなり取り易くなっています。これまでチケットの思わぬキャンセルやダブりなどで余りが出ても、すぐに譲り先が見つかったのに断られることも増えていて。行きたい人には行き渡っているんでしょう。正直私自身、これまでは自分の観劇とかぶらない限り引き受けてきましたが、(これ以上はいいかな)と思うことがあります。
これから自分のスタンスがどうなっていくのかを考えながらの観劇となりました。
さて今日はAグループの初日だったようで、組長とれいちゃんのご挨拶がありました。間に緊急事態宣言が挟まったので、Aグループは舞台に立つのは4/20以来とのこと。紹介されたAの生徒さんは、目をキラキラさせて満開の笑顔でお辞儀していました。組配属されて初の東京舞台の、106期生のなかにはうるうるしてる人も。こっちももらい泣きしちゃうわ。
れいちゃんの挨拶はだいぶゆるゆるで(笑) もしかしてキッチリ準備してこないとしても、観衆の前でこれだけしゃべれたら充分ですが、時々つっかかかるというか、え~なにしゃべるんだっけ?みたいな間がかわいかった
退団者の紹介をしようとして、その辺打ち合わせしてなかったらしく、あきらを振り返ったらあきらがウインクして(笑) 「ウインクいただきました。」って照れるれいちゃん。さすがに上級生ですね。どんな状況にも対応してくれる。上級生の二番手って、若いトップさんは安心ですよね。あ〰️!翔ちゃんも残って咲ちゃんを支えてほしかったけど、退団後の活動を見るに、ライブネクストから次のオファーの声かけあったのかも?と思わないでも(想像ですが…)
思いがけず(グループが切り変わったの、ノーチェックでした💧)挨拶も聞けて、お得な気分で劇場をあとにしました。
次はたぶん宙組遠征になるはずです。