相模大野1630公演。

6/4の会チケに余裕があるそうとの連絡を前週に受けて、実は何も考えずに「行きます」と返事をしたものの、あらためてスケジュールを見たら、その週既に規定の休みの日数を超えていて(笑)、、、、う~む、どうしよう?家族の誰かを急病にしちゃおうかとマジに考えていましたが、他日も可能と追いかけて連絡をいただいたので、6/3ソワレをお願いしました。この日は朝から娘の成人式の前撮りがあり、ヘアセット、メイク、着付け、撮影、購入カット選びと、なんと!4時間かかりました。

なんとか相模大野に着いたのが3時。この駅に降りるのは35年ぶり。町の様子はほとんど記憶にありませんが、駅は大きくなっていました。北口を出てまーーっすぐ数分。コンビニなどは駅の近くにあるだけでしたので、一度引き返して買い物してから改めて会場へ。



会場前は開けていて、敷地内?に公園もあります。
大学の施設なんでしょうが、地域のホール的な使われ方をしているようです。外が広い割に、ロビーは狭く、トイレの数も多くないです。座席は1790とか。地方のホールとしてはかなり大きめかと。私は2階のS席後方だったのですが、舞台が遠く感じました。


ただ段差が大きく、前の座席との間も余裕があったので、前の方の頭がかぶって見えないことは全くなく、その辺のストレスはなくてよかったです。

さて再演で柴田作品とのこと。初見でしたが観る前から筋書きが想像できました。こういうベタに昔の宝塚っぽい作品、苦手なんです。なぜかと言うと、登場人物の誰にも共感できないから。なのでもう筋書きに突っ込むのはやめて、さきちゃんのプレお披露目を祝福だけする気持ちに切り替えて見ました。
ロングの黒髪ってさきちゃん珍しいですよね?かわいらしい顔立ちなので、くるくる金髪が似合うかと決めこんでいたら、意外やこれもいけるではありませんか!
幕開き、あやなちゃんのマイクトラブルで、客席は拳を握りしめました。ストーリーテラーで幕開きのだいじなセリフ。明らかに地声しか聞こえず、本人も焦ったと思いますね~ガーン。踊っている最中に何度も首の後ろを確認してマイクを探していました。また、セリフは多いし、なかなか袖に引っ込めないのよ、、、
途中でなんとか修正して再び舞台へ。もちろん登場前にチェックしているとは思いますが、何が起こるかわからない。生の怖いところですね。
そして希和ちゃんが美しい!淡い色合いのわっかのドレスがみごとに似合って、貴族の奥様の気品が匂い立つような佇まいでした。人妻なのね、そうでしょうね~。で、秘密の恋人がさきちゃんなんでしょ?ハイハイ。
しゅわっち、るいくん、あみちゃんが三羽烏。元気いっぱい!
さきちゃんの従者はいちかくん。初めて認識しましたが、あみちゃんの同期なのね。熱演でした。また彼を慕うベロニカ役の、グイグイ来る莉奈くるみちゃんとの掛け合いがおもしろくて笑えました。これから注目していきたいです。

脚本に突っ込むのはやめるつもりでしたが、マルコ(あやなちゃん)にぜひともこれだけは言っておきたい⚠️
アルヴィーゼ(さきちゃん)とリヴィア(希和ちゃん)の忘れ形見の小さいリヴィアちゃんを見守って、大きくなったら結婚するって言ってましたよね?20歳近くの年の差があると思われますが、もし小さいリヴィアちゃんが年頃になって同世代の男の子と結婚したいって言い出したら、身を引くのよ。そうしないと、アルヴィーゼとリヴィアの悲劇の二の舞になりかねない…
少女を理想の女性に育てて結婚するって、男性の見果てぬ夢なんですかね、柴田センセ?

ル・ポアゾン。スカステの放送で何回か見ていますが、いつもちえさんばかり。なので星組のショーかと思いこんでましたが、違うんですね!月組、花組がやってて、今回は雪組。
場面と場面の間にタイトルの巻物を持って出てくるのが、当時まだヅカ歴の浅かった私には目が白黒するような衝撃でして(笑) こんなコントみたいなこと、宝塚でもやるんだ!って。
ショーではしゅわっち大活躍でした。あやなちゃんのようの王子様路線ではないですが、たしかな実力があり、最近は自信が加わったのか、なんか「圧」すら感じるようになってきました。別箱だと完全に三番手を担いますね。
従来の作品とは曲や場面など新しいものがあるのだと思いますが、全体を包む例の主題歌『ルポワゾン~♪ルポワゾン~愛の愛の媚薬~』という歌詞がキャッチーで、帰り道で頭のなかをぐるぐるしました。

全ツなので大階段はありませんが、一応数段?の階段を、大羽を背負ってさきちゃんが降りてくるのを見られて感無量でした。その前に一瞬、会場が息をのむ音が聞こえるくらい緊迫感がみなぎりました。そして、わ~っと大拍手。おめでとう~拍手拍手拍手この瞬間に立ち会えて幸せです。

幕が閉まりかけてもう一度上がり、組長とさきちゃんの挨拶。ご挨拶って久しぶりに聞きました。貸切公演でもなくなってますし。全ツもコロナ以来初ですよね?ご当地出身者の紹介を聞いたのも久しぶりです。
あとは客席降りが復活できればというところですが、それはまだまだ先の話になりそうですね。まったくいつまでこの不安な状況が続くのやら…ショボーン