緊急事態宣言下、GW。

通常通りの出勤、息子の帰省もありいつもに同じ。いや、いつもに増してバタバタヽ(´Д`;)ノ  遠出やショッピングはなし。歩いて行けるファミレスで一度だけ家族で夕食。

現場が動いているので間接部門の我々も休むわけにはいかず、4月末に「GW中の配達はどうしますか?(取り置きしておきますか)」と郵便配達の方に尋ねられ、「毎日やってます」と答えて驚かれるほどで(^_^;)


そんなわけで、千秋楽5月5日の配信だけがようやく視聴できる状況でした。


エリザベート。

とりわけガラコンサート。

けっこう視聴も悩みました。望海さんのトートは見たい。しかし、アニバーサリーバージョン…

2012年のガラコンサートでOGになりたての方が出演して、(私的には)なんかとてもイタかった覚えがあったし…2016年のガラにも卒業したてのトップさんが出てて、なに?人寄せ?みたいな感じもあったし、、

でもだいもんのトートが見たい誘惑には抗えず、ギリギリで購入。


結果、いや、ほんとに見てよかった。


まずは、としちゃんのルキーニに感激。現役時代から注目していた方でしたが、やはりかなり達者な役者。「エリザベート」って、トートとエリザベート、ルキーニとフランツ以外、(あとはせいぜいゾフィとルドルフ?)これといった役がないので、男役だと3番手までに入らないとほとんどがセリフもない役になっちゃう。こんなにできても、革命家の一人くらいしか本公演ではできないのが、全くもったいないショボーン


そして今回、自室のテレビにファイヤースティックをさして、ヘッドフォンで聞いたからか、すごくよく歌詞が聞きとれて、改めて作品を見直すことができたような気がします。私は生観劇を信条にしていて、スカステで放送があって、なんなら録画してダビングしても、BDを買ってすら見ないヒトなので、「エリザベート」もたくさん歴代の録画を持っているのに実は見直したことがないんです。

奇しくも明日海さんが終演後の挨拶で話していたように、「いつ、どんな状況で、どんな演者で観たかによって受けとるものの違う作品」というのは正しく真実。一回の観劇で受けた印象を大切にしたくて見直さないままきましたが、他のキャストも見てみたいかなと、今回思えました。


「配信というシステムを考え出して運用してくれた人に感謝する」と悠真倫さんが言ってましたが、小池先生曰く、配信途中の集計で36000人、ライブビューイングで6000人が視聴したそうで、東京宝塚劇場だと優に20公演分の観客数、単純計算で9桁の売り上げでは?昨年のサザンオールスターズの無観客ライブ配信の購入者が18万人だったことを考えると、演劇界ではこれ大健闘ではないかと。


小柳先生は、「全てのお稽古と本番を見ていましたが、配信があるときとお稽古では全然違う。だから画面の向こうで見てくださっている方々の応援も絶対に舞台に届いています」というのも、泣けるほど嬉しいものでした。演者のみなさんに拍手がおくれない(届かない)ことを残念に思っていましたが、自宅の居間からでも熱気が伝わると演出家のかたに保証していただけて、視聴者としたらこんなに力強い太鼓判はありません。えーん 私も家族の存在を気にしつつもテレビの前で拍手をおくりました❗


でもやはり、

いつかは劇場で観たいです。


それで本題のだいもんのトートですが、文句無しによかったです。元々歌にはなんの心配もありませんでしたが、ビジュアルも事前にSNSでチラチラ上がってたメイク、額から顎にかけての、えーと?フェイスペイント?タトゥー風の模様と言いますか、他のトートと差別化がはかれててよかったと思います。せっかく後出しなんですから、よりインパクトの強い、他にないものをめざしたいですよね。よく悪魔を表現するのに「アザ」が顔に浮き出るような描写を用いますが、あんな感じ?ちょっとファントムを思い出しました。ファントムのアザ(傷?)も、顔の右側でしたよね。

アニバーサリーバージョンでしたが、だいもんだけフルコスチュームバージョンだったか?と思うような気合いの入ったお衣装でした(笑)

他の全日程出演者の衣装はお揃いのものもありましたし、役替わりのルドルフは(あっきーとかいちゃん)共通の衣装でしたし、まさか私物のはずはないと思いますので、演出の一環だろうと。最後の昇天する場面も、本公演並みに白い衣装に着替えてましたし。大劇場でトートが観られたような感覚で、ファンとしてはだいもん自身の為にうれしかったですね。トートができてよかったね!って。

それにしても現役トップ時代になんで「エリザベート」をやらなかったかなぁ?それはほんとに残念です。超絶歌うまコンビのだいきほで見たかったな~。


ルドルフかいちゃんとの場面は、遜色無しに宝塚の本舞台を見ているのかと思いました。卒業して2年、かいちゃんまだ宝塚の舞台に立てますね。


ねねちゃん、現役時代も歌に難ありとも思ってませんでしたが、今回また、とてもよかったです。何より可憐です。首が長くて顔が小さくて、スタイルがいい。

最後の挨拶で「だいもんのトート、ほんとにカッコいいと思いません?(中略)私のトートはだいもんだけです!」と無邪気に言いきるあたり、ほんとに男役に寄り添うタイプの娘役さんだな~とほほえましく思いました。


次は30周年になりますかね?

その時は95期が総出演するのかも。

またチケ難なんだろうなぁ…