4/22(木)18時半。
2階S席、だいぶ上手。但し左前方の席が空席で大変見通しがよかったです。息子の同級生のお母さんの、そのまた同級生という遠い繋がりからのお話しで譲っていただきました。私が宝塚ファンだと知っている方々のご縁でのお話しで、ありがたいですね。観劇予定とかぶらない限りちょうだいしますm(__)m
まぁもっとも今日は、実は東京ドームでの阪神戦とダブルブッキングしちゃったんですが、野球の方は野球大好きな長女に友だちを誘って行ってもらい解決。私は安定の日比谷へ。
何度も観劇する予定はないので(一応今のところA、B各一回ずつ)、先入観無しに五感を解放して見ようと思っていました。
まず初めに感じたのが、こんなに人が少なかったっけ?という事で。なにしろ直近が柚希礼音主演の2013年の記憶なので、ブログも書いていませんでしたし、ほんとに私の頭のなかの記憶だけなのですが、舞台の上にところ狭しと人がひしめいていたなぁ…という覚えが。いさかいの迫力も息をのむほどでした。やはり減員がこんなに印象に影響を与えるものなんですね。
そして今回、「愛」と「死」の存在感がすごい。以前見たときは、作品本体に役が少ないので正直スター候補生の為にムリクリ作ったのか?と思いましたが、、、役替わりではありましたが、なにしろ「死」がその頃新人公演常連の真風、「愛」が絶賛売り出し中の礼の二人でしたので。二人とも今やトップスターですからね。今回は「愛」と「死」が物語を回すのがハッキリ見えました。愛ちゃんはなんかとても人間くさい「死」で、表情や仕草が分かりやすくイヤらしくて(笑)本領発揮でした。B日程の「愛」の希沙さんはまったく存在を認識していなかったのですが、こちらも表情が柔らかくあたたかで美人さんだな~と思って見てましたが、帰宅して今日届いていた今年度の「宝塚おとめ」をチェックして、(え?同じ人?)とちょっと驚き! ……娘役の方がお似合いかもしれません。脱線しますが、「宝塚おとめ」は小さい方の写真が『ロミオとジュリエット』の衣装(主な登場人物のみです)で載っていますので、確認に役立ちます。
マキューシオ役の天華さん。名前はよく聞くもののどんな方かこれまで目に止まらなかったのですが、今日はなんだか紅さんに似てるなーと思ってインプットされました(^^)v わりと薄目のお顔立ちなので、化粧によっていかようにも変われるお得なタイプかと。
それとやはり、礼真琴の実力が抜きん出ていることが明らかでした。礼と太刀打ちできそうなのは、歌唱に関しては今日見た限りではくらっちしかいない。プレスギュルビックの曲が難曲なのはわかっていますが、、、歌唱と言わず、くらっちの乳母役はすばらしかったです
礼の「ぼくはこわい」は絶唱でしたね~。こっちが怖いほどでした。
舞空ちゃんは一生懸命でしたね。ロミオとベランダで会うシーンで、乳母から何回も「お嬢様~」と呼ばれて「今行くわ!」と答える言い方がなんとも乱暴で、客席から失笑が起きました。深窓のお嬢様のはずが(あらら)という感じでしたかね。それも含め、とても感情表現の率直なお嬢様のように作っているのかな?と。お芝居では礼に必死に付いていく感じでしたが、フィナーレのデュエットダンスはとてもよかった。自信があるっていいことです。努力の人でしょうから(でないと、首席なんてなかなかね)これからにも更に期待します。
ティボルトとマキューシオは早くに死んでしまうので、役付きとしたら主役の二人以外はベンヴォーリオが一番出番が多いですね。キレて目立つ二人に比べておとなしめですが、ソロ歌唱もあるし。B(前半)ではあかさん。優しい顔立ちなのでロミオの幼友達という役がぴったりでした。
A(後半)のベンヴォーリオはせおっちなんですね。ティボルトとは対照的な性格だと思いますが、これが両方できそうと思われるのはすごい。せおっち振り幅ひろいですね。
パリス伯爵役のキワミシン。顔が小さいのであまり意識させられませんが、背高いんですね。パリスは押し出しが立派というのが肝かと思うので、とても似合ってました。Aではあかさん、こちらも似合いそうです。
そして私のイチオシの天寿さん。大人たちのなかでは最も登場機会が多く、堪能しました。柚希さんの子ども役とかやってたのに、こんな髭の似合うイケオジになって…と思うと感慨ひとしおですが、いつ見てもどんな格好をしても美しい 短い縮れた黒髪もステキです。当時の上流社会としたらわりによくあることなのかもしれませんが、家庭を顧みず浮気が常態?という男性に一片の共感もないものの、ジュリエットに拒絶されて苦しむ様は普通の父親っぽくて萌えましたね。
衣装、ヘアスタイルなどのビジュアルについては、先にいい方で言うなら、男役も娘役もそれぞれに工夫を凝らした髪型で、楽しめました。生徒さんを特定するのも容易ですしね。縁あって出番表をいただいた下級生の娘役さんも、簡単にロックオンできました。出演者も少ないので、特にABに別れて出演する下級生にとっても、出演日程が半分でも逆に目立つチャンスかもしれないと思いました。
ちょっとマイナス方面の話では、個人的には結婚式での舞空ちゃんの衣装は感心できませんでした。ボロをぶら下げているようで、、、(..)そういうデザインと言えば斬新なのでしょうが、お嬢様の婚礼時の衣装、もう少し美麗なものを期待してましたので、、見慣れればこんなものって思えるのかな?
この次はほぼ一ヶ月後、今度はA日程の予定です。きっとまた別の組を見るように違うのかもしれないですね~。楽しみにしてます。
それにしてもコロナ、、、先行きどうなるのか。
エンタメ業界で感染やクラスターが出ているわけではないことはわかってる。でも人の動きを止める以外手がない。だから、協力してくれという流れみたいなので、歌劇団も協力するしかないのかもですね。
協力に応じた所には1日あたり20万円を支給するって、、、バカにしてます?