今日は阪急交通社の貸切。
コロナ前なら抽選で外れることも多かった人気の貸切ですが、緊急事態宣言下でも全席販売していたせいか、今回は席が売れ残っていて抽選もなく普通にポチッと2枚購入できました。2階4列目上手。見易い席だね~とツレは喜んでいました。
2階はサイド以外はまぁまぁ埋まっていたような。9割ほどの感じです。

「2階S席チケットお任せプラン」で10500円。(定価+1000円)「2階S席センタープラン」だと11000円。(定価+1500円)1階席だともっと細かく分けられていて、なん列目まではいくら、センターだといくら、などと同じSでも席の位置によって価格を上乗せする商売えー外でのお食事つきで一階15列(上手か下手)くらいだと14000~15000円程度。利用した経験ありますが、そのお食事というのが、ランチでどう高く見積もっても2000円くらいのクオリティ。3000円は濡れ手に泡ってやつかなと(笑)

しかし、プラスアルファのお楽しみ、トップスターの挨拶も抽選会もないのに、割増の料金で売るってなんだかな~。だいたい、どうしてコロナだとトップスターの挨拶はないのか?その理由が私には全く不明。トップスターが挨拶に出てきたからといって、ふだんから「きゃ~ハート」とか嬌声も起こりませんけど?よく指導がいきとどいていて(笑) 拍手のみで静かなもんです。定価9500円のチケットに堂々と千円単位で上乗せできるのは、私の知る限り旅行社だけです。カード会社でも、システム利用料とか、発券手数料とか(意味不明の手数料wwが)とられますが、でも何百円くらいです。生協の貸切だとチケットの送料(390円)しかかかりませんよ?そもそも自分で交通機関を予約したりホテルをとったりするより安いから、旅行社を利用するんですよね?旅行社では、切符や宿泊を一般に売り出されるより安い価格で仕入れているはずなんです。損して商売するところはありませんからね。コロナでたしかに今旅行社は苦戦しているとは思いますが、チケットを右から左へ流すだけで商売になるとは、、、
しこうして何故我々は阪急交通社で、定価より高額のチケットを購入するのか?ひとえに公式でチケットが買えない(当たらない)せいです。
そうしてみると、会の協力費なんて安いもので。なにしろ気分はほぼ寄付ですから。爆笑

話がだいぶそれました。
今日は私としては三回目。初見の夫を同行しました。夫の隣も男性の一人客で、日曜日は男性も多いですね。以前にも書きましたが、夫の場合いろいろめんどうなんですあせるまず暗い話はキライ。日本物は勘弁。できたら芝居とショーの二本立て。だいたいこの三つをクリアする演目のときに誘います。ロシアが絡むと暗くなるというのが彼の持論で、今回もベタにロシアなのではじめはスルーかなと思っていたのですが、一度見てみたら暗い話ではなかったので、阪急交通社で買い増しした次第。それで先頭の話に繋がります。

幕間にも終演後にもしばらく一言もなし。(なんなん?)日比谷線に乗って一駅くらい過ぎてから「あの主人公といつも一緒にいた男の人は、どういう人なの?皇太后もあなたのことも知ってるって言ってたし」…ヴラド(ずんちゃん)のことよね?え、感想がそれなの?ロマノフ朝時代の立ち位置とか、ディミトリとの出会いとか説明してようやく腑に落ちたらしく。
え?それで?
でも話はそれで終わり。えーーー?!なんなん?
納得できない私は帰宅してから尋ねました。「今日はおもしろかった?」「うん」とひとことだけ。常日頃「パパを連れていくのはお金のムダ」と言っている娘は(ほらね)という顔をしてました。でも文句や批判のないことは、もしかして彼の最大の賛辞なのかも…?
以前にも観劇直後は何も言ってなかったのに、しばらくあとに「すごく良かった!」と絶賛だったのが、「20世紀号に乗って」でしたので、何ヵ月か後に、「アナスタシア」もその序列に加わるのかもしれません。きっと消化に時間のかかる人なんですね。

私が夢中なものの価値を同感してほしい、という私のワガママです。わかってもらえると出かけやすいというのもありますが…(←それwww)

それで私の今日の感想。
ききがトップの羽を背負ったところ早く見たい!!
そう言えば夫がもう一言言っていました。「ロシアの軍人さんが二番手だよね?」
ずんちゃんヴラドが二番手には見えなかったのはすばらしい拍手出番や関係性から言って、ヴラド役が二番手か?と思ってもムリはないところ、だてに何回も宝塚見てないな、と。「フライングサパと同じ組だよ」と言っても、そこは少しも納得できてないようでしたが(笑)。ただ違う作品で、同じ演者が、同じ人に見えないのは悪いことではないと私は思ってます。何をやっても本人にしか見えない大根役者さん口笛、少なからずいますからね。

お約束のききのアドリブタイムはトラピックスダンスでした。そう言えばききちゃんは阪急トラピックスのイメージキャラクターでしたね。大まじめに「トラピ」と叫びながら腕を振りポーズを決める。あれを目の前に見ながら笑わずにいなければならないまどかちゃんもたいへん。急に「君も」と言われても動じず。後ろに立つ女性同志に、「君ならできるな」と振って同じ事をやらせる。(ここはたぶん、打ち合わせ済み?かと)「暖かいお茶を入れてきたまえ」と退出を促し、そのまま何もなかったかのように芝居を続けるききグレブ。しかし、これ、、、必要ですか?彼女の努力や才能は充分評価しますが、なんかあらすじに突っ込むムリヤリ感がね〰️(;´д`)

男役群舞でセンターに立ったところは、本当に目が離せませんでした。星から花へ、そして宙に。いくらなんでも待たせすぎでは?二番手の退団が続いて心がきゅっとしますが、ぜひききには大羽を背負ってほしいです。
千秋楽が近づいてきました。
まだ二回観られる予定です。今度は(落ち着いて)一人で(^^)