本日(12/26)4回目で、my楽の月組公演です。
とある生徒さんの取り次ぎで夫と観劇です。
帝国ホテル側の壁際に立つ、ボックスを持った方々と初めてチケットの受け渡しをしました。思えばこれまでは番手の上の生徒さんか、もしくは会のない生徒さんから、または友人と同行扱いばかりだったので、自分でこちらサイドに並んだことはなかったんですよね。受け取ったあと上級生の会のかたのまえを横切らないように注意されて、(ハイハイ、それ聞いてますww)ぶじにチケットを手に入れました。

宝塚に対する思いがいまひとつ不明な立ち位置の夫ですが、今回ざくっと演目を告げて行くかどうかを尋ねたところ、即決で「行く」とのことでしたのでチケットを用意しました。
宝塚観劇にご夫婦?でいらしてるかたもいますが、そんなに多くはないですよね。そもそも、男性客が少ないです。1割いるかな~?曜日と時間にもよりますが。
うちの夫は母親が越路ふぶきのファンだったとかで、懐かしく思うのがたぶん4割。自分が幼少時に阪急沿線に住んでおり阪急電車が好きということで、サポーター気分が3割、単純にお出かけが好きなのが1割、舞台をみるのが楽しいのが1割、最後の1割が夫婦円満のため(払ってくれるなら)行ってもいいくらいの割合かと思っているのですが、シビアな娘に言わせると、「絶対ママの趣味に付き合ってやってると思ってるよ。もったいない。私なら興味のない人を一緒に連れていくお金があるのなら、自分が2回行くわ」と手厳しい。まま、、、それは他のヅカ友にもよく言われます。「よくご主人が一緒に行ってくれるね~」とも。ニヤリ
宝塚、きらいではないと思うんですよね。それに私もいっしょに出かけてれば、帰りに外食でもお弁当を買って帰るのでも気兼ねが少ないので、気分的にプレッシャーがないし。なにしろ家でご飯というのがデフォルトの人なので、1日三食(私が仕事の昼間を除いて)365日、食事の支度に気を抜けるところがなくて…
そんなこんなで今日はハナから外食の予定でして、超行楽気分です爆笑

さてさて本題。
ピガールを何回か見ていくうちに、他のかたの感想なども目に止まるようになり、男役に「女装」?をさせるのはどうしてなんだろう?ということを考えるようになりました。今でこそ人気の女性演出家もいますが、男性上位だったこの業界ですから当然男性目線の演出となるわけで、残念ながら男性でない私には(ちょっとその心理は理解できないなぁ)と思ったわけですが、逆の立場ならどうだろう?と思ってみると、、、たとえば男性ばかりのパフォーマンス集団があり、特定の人が女性役をつとめているとして、その人に敢えて男性の格好をさせる心理とはなにか?ということですね。う~ん?こんなにきれいな女性役をできるなら、男性の扮装でも相当美しいのでは?美しい男性を見てみたい…のような心理でしょうか?本当のところは、、、やはりわかりません。(笑)
歌舞伎は男性ばかりですが、女形さんも普段は男性の格好をしてますし、フツーに男の人に見えますから、宝塚のように日常生活から擬態しているわけじゃないので、似て非なるパフォーマンス集団ですよね。
以前壮さんがトップの時に、いつもはズボンばかり履いているから、ベルばらのフェルゼン役でタイツを履いて足を出すのが恥ずかしいと言ってました。男役は何年も人前で足やデコルテを出さないようにしていると聞きますから、そんなことすら照れくさいと感じるんだな~とちょっとほほえましく思った覚えがあります。ショーの一場面などで男役が女性としてトップとからんだりすることがよくありますが、そういうのってファンの中でも萌える人と、そんな姿は見たくない、演出家のイヤガラセか?パワハラか?セクハラではないか?とイヤな気持ちになる人に分かれると思うんですよね。受け止め方はいろいろだと思います。私は「有限の男役」という時間なのに、女性を演じてしまうのはもったいないと感じることが多いですね。

今回風間くんのような残念女子の扮装をさせるのはどうしてなのか?それはたぶん、単に女性の格好をさせたらフツーにきれいなお姉さんになっちゃうからでしょうね(笑)  そうするとこのシーンのコミカルな側面が薄まってしまいますしね。本当の男性が演じていたらここまで変な化粧させなくても、観客からは男性に見えるに違いありません。骨格から違いますもんね。風間くんはすごくうまく役をこなしていたし、あの場の注目を一気にさらってしまうスター性をいかんなく発揮していて、それはそれですばらしい。同じ場面に出てたありちゃんを食ってしまっているかのような勢いがすごいです。
ジェンヌさんは女性ですから、卒業後は仕事のポジにもよりますが、ほとんどはごく自然に見た目にも女性らしく変わっていきますよね。一抹の寂しさもありながら、(ふつうに美人さんじゃん!)と驚かされます。眉目秀麗な方々の集まりのなかで、物語に応じてそれなりに美醜の役割をつけたり、年齢に幅を持たせたりするのは演出家としてもなかなか至難の技ではないかと思うわけで。

等々、考えながら今年最後、月組my楽を見終わりました。今日も楽しく観させてもらいました。
文化庁芸術祭賞も受賞して勢いにのる月組のみなさん、おめでとうございます。千秋楽までぶじに完走できますように。

1530公演。お席は一階後方上手。男性が多いのが目立ちました。言うて1割を越えてはなかったと思いますが…

そうそう夫の感想です。
「支配人の人?二番手だよね。歌うまいね~」というのが開口一番。はいはい、そうでしょうそうでしょう。れいこちゃんうまくなったよね~(ほくほく照れいや、どこ目線?)
「ショーの幕開け。みんな並んでパッと明るくなる始まり。すごくよかった!あぁいうのはじめてだったし、わ~って感じで感動した」(あなたが和物はイヤだって言うからこれまで避けてたんですが?あ、雪組はめっちゃ連れてってましたけどね笑)

最後に一言!ちなつさんますますボルテージ上がってましたが、イケオジポジはもういいかな…主人公の好敵手か親友の、同世代のイケメンキャラで見たいです。悪役もいいかなぁ~。欲を言えば真ん中で見たいです!!  グッタメ息の出るセクシーさを、また見たい。出島again~!

さて次は年明けに雪組大劇場公演に参戦します。go toは使用不可になりましたが、じゅうぶん気をつけて行ってきます。