一昨日、華ちゃんの退団発表がありました。
朝からヅカ友さんたちからのLINEの嵐(笑)
ワタクシ的には正直、驚き半分、納得半分。
 
「はいからさんが通る」を4回観て、すごくいいと思ったし、あんなに出ていなかった声量も今の時点では充分と思われるほどだったので、次をとても期待していたところで、驚き半分。
「ダンスオリンピア」を観たとき、イヤハヤ先はどうなるのか?と心配しましたが、その稽古中に「退団を決めた」との話を聞いて、あぁやはり、彼女自身不安でたまらなかったのだろう、という想像で納得半分。

でも苦手なことは苦手としても、努力のあとが顕著に見えたし、トップになれば苦手分野に配慮した振り付けや歌唱というか、得意なところをクローズアップした演出が期待できると思ってた。なんと言っても得難い可愛らしさ、れいちゃんとの並びの良さは抜群で、どんな作品をみせてもらえるのかをとても楽しみにしていました。

以下、ちょっと毒っぽい?描写があるかもしれませんので、スミマセン、ご注意をお願いします。m(__)m

毎度のことながらトップ娘役への風当たりはとても強かったし、「二人の先が見えない」とか言う人もいたし、あげくに「華ちゃんを好きだからこそトップになってほしくなかった」、とかわけのわからないことを言う人もいて、いや、好きならまるごとなんじゃないの?素晴らしいところも欠けてるところも含めて、応援してこそ「好き」って言葉を使うところじゃないかしらん?それむしろ素直に、「苦手」とか「嫌い」とか言う方がストンと胸に落ちますね。そりゃ人間だから、好き嫌いはありますもん。たとえ「嫌い」でもそれも全く否定しません。人それぞれです。
フラットならフラットで、スタンスと発言が齟齬のないようにすればいい。華ちゃんがトップ娘役を引き受けたからには、「好き」であるならそんな彼女をドキドキしながら見守るのが順当。「嫌い」なら離れればいいだけです。

さて華ちゃんですが、紅緒はほんとうに当たり役でした。一本気でおっちょこちょいで明るくて、そういうところに少尉や編集長は惹かれたんだろうと、納得させられました。「ポーの一族」のメリーベルとは180度違ったキャラクターでしたが、どちらも華ちゃんの魅力が満開でした。
次の作品がどういうテイストになるのかわかりませんが、最後の一作、魂を込めて演じてくれるものと期待します。

それにしてもれいちゃん。二人揃ってのお披露目のお稽古の時に別れを告げられるって、なんとも、、、そして華ちゃんが組の皆さんに伝えるまで、一人で心にしまってきたんだなと思うと切ないばかり。強い人ですね。そして大きい。今回のことですごく見直しました。「はいからさんが通る」が王道のラブロマンスであるだけに、セリフの一つ一つにこめたれいちゃんの思いが今更ながらしのばれて、振り返ってはぎゅっと胸が痛いです。
華ちゃんの退団発表と平行して、次のお嫁さん探しが始まっているとは思いますが、どうかれいちゃんの希望にかなう人選がなされますように。せっかくの逸材、まさか失意のうちに卒業とかありませんように。

花組って同時就任退団がないのは、もはや伝統でしょうか?相手役が変われば、醸し出すものも変わってそれはそれで楽しみです。添い遂げでないからといって、絆が浅いとも思いませんし、今のこの時だけのご縁を大切に、宝塚ファンとして最後まで見守れればと思っています。