一日おいて2回目の観劇。13時半。
今日はある生徒さんのお世話になります。
席はS席で上手、とだけ。
今接触を避けるためか?れいちゃんと、英真さん、高翔さん以外はその他、ということで劇場スタッフさんが一手に扱っているようです。

さて、前回書いてなかったことを告白しようと思います。
けっこうジワジワ泣きました。



少尉がシベリアで行方不明となって、紅緒が決意固く白い喪服で階段から降りてくるシーンとか、結婚式の最中に地震が起こって、火災のなかで倒れている紅緒を少尉が助けにきて「もう離さない」という所とか、、、えーん
鬼島に忍であることが知れてしまって、認めるべきかシラを切り通すべきか葛藤している所とか。この時のれいちゃんの顔がとても好き。はっちゃけた演技もできるんでしょうが、こういう抑えた表情や声、、、特に声かもしれない。すごくツボです。

同じく忍ぶ役作りだったMESSIAHでも、とても良かった覚えがあります。耐える、忍ぶ、葛藤する。
心底は温かく好い人なだけに、相手を思いやりすぎて悩み苦しむ感じ?もっと自分本位に生きていいのに、ともすれば煮え切らないとも思われがちながら、観客に同情心を呼び起こす。特に、感情ののる声の表情がとても豊かだと思います。毎たびの開演のご挨拶のたったひとことの中にも、録音なのにすごく表情を感じます。じんわりとうれしそう、照れくさそう、誇らしそう。聞いてると幸せになりますね。照れ

そして華ちゃん、とてもいいですね~
ダンスオリンピアの時には、おっかなびっくりでたぶん実力の半分も出せていなかったんだな、と振り返って思います。若干先が心配になってましたが、時間も経って、お稽古も経験も重ねて、二人の間に信頼感もでき、そしてまた再演ということでもあり、本当に伸び伸びと紅緒を演じていますよね。二人の並びもとても美しくて、距離が近くても、広角に見たい場面でもついオペラをあげてしまう。そして嘆息。なんて美しいコンビでしょう。歌が…とか色々言われてましたが、充分に聞けましたし、たとえもっとひどいできだったとしても、それをねじ伏せる最強のビジュアルのトップコンビ。宝塚はこのキラキラがないとね。ラブ
このコンビの誕生に生で立ち合えて、ほんとうに幸運です。

そしてフィナーレ。前回は浪漫バージョンで黒燕尾でしたが、今日は大正バージョンで軍服。

戦争はあらゆる意味で反対だし、軍隊は私怨もあって受け入れ難い。なのになぜ軍服はステキと感じてしまうんだろう?以前誰かが、制服を纏うと男は3割がた男前度が上がると言っていたけど、真実ですよね。逆に脱ぐと(あれ?なんか違う)となる(笑)
リアルな戦争中の、侵略軍とか、敗残兵とか、目を背けたくなるような実情。そういう鬼畜的なところやら、軟弱な面やらを覆い隠し、威厳を繕うための為の形式美なんじゃないか?とか頭をよぎったりするわけなんだけど、ここは夢の舞台、単なる衣装として観賞するにとどめましょう。
まぁとにかく、整然と美しくて、、、私、息をするのを忘れかけてたかも?(笑)軍服の色がまた近未来的で、スタイリッシュでした。
群舞になると、とたんにマイティが目立ちますね~。動きにムダがない。止まるところはピシッと止まる。同期がトップになって、立ち位置が気になるところですが今後には更に期待しています。

このご時世、またいつ休演になるかもしれず、いつももしかしたらこれが最後かもと思って見ています。
複数枚チケットもとれていて、あと二回観に行く予定ですが、見るたびにまたもっと観たくなってしまいまそう。チケットは今またすぐにも入手できそうな状況だけに、アブナイアブナイ(笑)