土曜の夜中から48時間限定で配信されている、The Shows Must Go On!  の第7段にしてラストの、「Cats」視聴しました。

もちろん、作品名は知っています。日本では劇団四季のロングラン公演で、最近はテイラー スウィフトが出演して映画化もされていたりして、話題になっていましたから。
でも見たことがなかったんです。まったく食指が動かないというか、、これたぶん、私だけの感覚だと思うのですが、裸か裸体に近いパフォーマンスは苦手なんです。知り合いにボクシングを趣味でやっている人がいて、草大会に声をかけてもらったりしたのですが、フライヤーを見ただけで、全く受け付けられませんで…(スミマセン、ステキな趣味だとは思います。ただ私が拒否反応が、、、)「Cats」もたぶん、同じ理由で?見てないのだと思われました、が。
このたっぷりあるおうち時間、板物(舞台)好きの私にとって、この際食わず嫌い?を返上してもいいのではないかと思いまして、YouTube オン!

1998年の映像だそうですが、全く劣化してないことにまず驚きました。古くささがなく、2020年に上演と言われても(そうか)と思えました。出演者が「猫」なので、メイクや衣装に時代が出ないこともあるとは思いますが、この1998年の時点で、完成度がとても高かったのではと思います。言葉も英語なのでよくわからないし、俳優も誰一人知らないし、あらすじも知らないし、、、まず出演者の区別がつくのだろうか?と不安いっぱいで見始めましたが、猫たちの個性は際立っていて、そして俳優たちのパフォーマンスはすばらしく、ストーリーを知らなくても引き込まれて見ることができました。ただいわゆるミュージカルか?と言われると、ちょっとう~ん?
対極にあるのが、たぶん「オペラ座の怪人」で、こちらは一般的なイメージのミュージカルで、全編歌で構成されていました。「Cats」はどちらかと言えば歌よりもダンスが中心の舞台だったと思います。見たことのない私でも知っていた「メモリー」という名曲が繰り返し歌われて、またそれがストーリーの肝になっているという点で、音楽劇に分類されるかもしれませんが、やはり印象的には「ダンスパフォーマンス」の色を強く感じました。
どちらがいいというわけではありません。どっちに重点を置くかだけの違いだと思います。そしてどちらが好きかもそれぞれかと。

最後に、グリザベラが天に上っていくというシーンでは、(いや、Catsってスペクタクルだったかな…?)と思うほどの大がかりな仕掛けでビックリでした。
作曲家アンドリュー・ロイド・ウェーバー氏、奇才ですね。これまででも充分、すばらしい作品を世に送り出していると思いますが、これからもきっと私たちの琴線に触れる作品を届けてくれると信じます。

そう言えばまだ生の舞台など見たことのなかった学生の私が、テレビの中継かなにか?でたまたま見る機会があって、人生で最初に心揺さぶられたミュージカル、「ジーザスクライスト、スーパースター」も、あとから知るとこのかたの作品なのでした。

The Shows Must Go On !!!
まさしく。
必ずや再び幕が上がる日がおとずれます。
私もその日を、千秋の思いで待ちわびています。