観劇の覚え書きの目的で始めたブログでしたので、休演となって目的を見失ってしまいました。生きてます。。。不思議なことに変わりのない日々を。

宝塚観劇に関係すること以外の記事をアップすることについては悩みましたが、今の自分の記録のために更新します。

 3月から6月まで4ヶ月分のチケットの払い戻しを受けました。こんなに劇場に通うはずだったんだなぁ…
徒然にTCAで普段あまり買わない舞台写真やスチール写真を買ったり、スカステで昔の公演を見たり、その他にもYouTubeで世界のシアターから配信されるミュージカルやオペラやバレエも観たりしています。

 会社は出勤半分在宅半分になり、社員も日々2/3ほどの人員を交代で休みにしていますが、それでも仕事はあります。ありがたいことに。基本はステイホームで
すが、いくら家族でも関わる時間があまりに長くて密だと、トラブルやストレスも増えますから、その意味でもありがたいと思います。

 このコロナ禍のさなか、先月初めに母が亡くなりました。認知症を患い、施設に入って丸三年、あと1週間くらいと主治医に言われてから、10日後でした。まぁいわゆる老衰です。前月に訪問したときは(感染防止のため)施設の建物には入れなくて、窓の外からベッドに横たわる母を見られただけでしたが、急を知らせる施設からの連絡でかけつけたときには、一番入口に近い部屋に母を移してくれていて(感染予防のため他の人となるべく接触を避けるように)、妹と二人で、母と二晩を過ごし、長いお休みにつく母を見おくることができました。最後まで穏やかな様子でした。

 罰当たりな話かもしれませんが、高齢の母がいつ亡くなるかという状況で、3月から6月にかけての宝塚の観劇予定はびっしりでしたので、(何か観られなくなるかも)とぼんやり考えていました。父が亡くなったときも、星組のLost  grolyが観られませんでした。薄情なようですが、このときの残念だったと思った記憶は、今でも忘れられませんし。しかし世間がこんな状況となったおかげで、母との別れを邪念?なく惜しむことができました。もっとも後で気がつきましたが、母の亡くなった前後、もし通常どおり公演があったとしても、観劇の予定は一本もかぶっていませんでした。自分勝手な思いこみなんでしょうが、なんだか母が私の予定を知っていて避けてくれたようでした。
最後の最後に、親孝行というか、子ども孝行というか、悔いのない時間が持てて、、、今のご時世にめぐりあったことを、この一点だけは幸甚に思います。

 不要不急の場合はステイホームとなって、同居の家族(夫と娘)と過ごす時間が増えました。これまでの距離感と違ってきたり、家事労働が何割増しかしたお陰で、心のなかにもいろんなきしみが出てきたような気もします。この事態が収束しても元の心持ちに戻れるかどうかわかりません。
観劇のない日々、時間だけはゆとりのある今をどのように乗りきっていくのか、この後の人生にも影響を及ぼしそうです。

 緊急事態宣言も延長になって、いつまで続くのか先が見えない長いお休み、ブログも観劇記録ばかりでなくても、少しずつ更新していこうかと思い始めています。
今手元に、7月の月組、8月の宙組、9月の雪組のチケットが残っています。再開したらリスケジュールがありそうですから、このチケットもおそらくは払い戻しになるでしょう。でも宝塚から離れるつもりはまだありませんので、いつかまた観劇の記録を書く日がおとずれることを願っています。