3日、6日、9日と怒濤の三連戦という感じのオーシャンズ観劇。
今日は友の会でS席の上手が2席当たって、大学の同級生を誘いました。卒業以来30年以上会っていなかった人ですが、共通の友達を介してお互い宝塚が好きなことを知って、声をかけたら二つ返事でよいお返事。
観劇の楽しみの他に、再会の喜びも加わり、特別な時間となりました。
今日のお席は前の方が大変小柄な女性の方で、これまでで一番ストレスなく舞台が見えました。端に近かったので下手はかなり遠く感じましたが、前が二回とも下手だったので新鮮でした。
さて、芝居の話。
前回からちょっと気になっていたのですが、真風が語尾を独特の音程で伸ばすように言うのが、今日はことに気になりました。ほとんどの台詞の語尾が、歌うように?癖のあるしゃべり方になっていて、気になりだすと気になって仕方ない…舞台人それぞれにこだわりや特徴があっていいとは思いますが、、、真風節とでも言えますかね。直近では龍真咲のまさお節が思い出されます。これまでの作品ではあまり気にならなかったので、もしかしたらオーシャンズ特有の台詞回しかもしれないし、判断は次作品で。
前2回で取り上げなかった演者の方について少しだけ。
せいこさん、全く笑っちゃうほどはまり役でした。男役の頃を思い出しながら観てました。やはりあの迫力は元男役ならではですよね。どの舞台でも鮮烈な印象を残したせいこさん、次作品からは姿がないのだと思うと寂しいです。
あっきー、いつも静かにそこにいたように思います。ひっそりと微笑んで、困ったように眉をひそめて、顎に手をそえて頭を傾けて、ただそこにいるだけで空気がしんと澄みわたるような…旧き良きジェンヌさんらしいジェンヌさんでした。今回はやや動的で、いつもと違ったあっきーを観られて、それはそれで嬉しく思いました。
りく、もう新公の頃の初々しいりくばかり思い出します。ゆうひさんと話すときはカチカチに緊張して万年下級生のように思ってましたが、新公を卒業してからは思ったほど役付きがよくなくて、行く末を案じたりすることもありました。今公演ではお茶目なりくや、かっこいいりくをたくさん見られて本当に幸せでした。
風輝駿さん、みきちゃんのほうは全く知らないことですが、私としては少しばかりご縁がありました。あまり前へ出るタイプではなかったのか、目立つことがなく、通し役もほとんどありませんでしたが、いつも舞台の上に探していました。今回はけっこう真風やききの3列後ろくらいにいることが多くて、これまでで一番探しやすかったと思います。退団公演だからでしょうか?制作側の愛を感じますね。
ご卒業のみなさま、おめでとうございます。次のステップでのお幸せを祈っています。
星吹彩翔さん、もんちは下級生の頃は子供役が多かったですが、この頃はおじさまなのね。なんか中間がなかった(か、すごく短かった?)ように思います。けっこう童顔なのにお髭をつけて、、、上級生が少なくなってきたので、貴重な人材です。舞良さんとの年の離れた夫婦役、絶妙な距離感でした。
まっぷー、りんきら、もう最高でした。ほんとに芸達者な上級生で、舞台を締めてますよね。トップの真風と同期で、こうした支えになってくれる人が傍にいること、宙組は本当に幸せな組だと思います。
すっしーさん、こういう重石があって舞台に奥行きが出てくるので、(私からみればかなり)若い女性にお爺さん役は気の毒にも思いますが、あなたがいないと舞台が成り立ちません。事情の許す限り長くがんばってほしいです。
テスの若いころを演じていた夢白あやさん、研一の時の「おとめ」の印象が強かったのですが、お化粧のせいか?とても大人の女性っぽくなっていて目をみはりました。案外早く旬が過ぎそうで、「可憐な」時は短いかも…と心配になりました。美人さんですからね、いわゆる薹が立つのも早いイヤな予感がします。早めの抜擢を期待します。
星月梨旺さん、今公演ではじめて意識しましたが、かなり好きなタイプかも。上級生好きの私としては、今後ちょっと注目して見ていきたい方になりそうです。
さてさて楽しみにしていたオーシャンズ11も「アッ」というまに終わってしまいました。なにしろ正味1週間の公演期間でしたから(笑)
私の(宝塚的)故郷宙組の、一つの時代が終わる思いがした公演でした。
もちろん次の(ききの)時代も楽しみにしていますよ。これから始まる物語も、きっとステキなものであるにちがいありません。ずっと応援しています。
次はいよいよ梅芸遠征。On the townにいってきます!