公演中のケガで休演となったれいこさん。
そしてそこにピンチヒッターとして登場するのが、エリザベートに続き風間柚乃。やはりこの子は何か持ってるのかも。
娘2?のくらげちゃんもショーは休演で、月組はご難続き。よく言われるように、「ピンチをチャンスに」変えられるか。今後を占う為にも大事な舞台となりそうですね。
我が家的に心配なのは、この日の観劇は夫が一緒だということ(^o^;)
宝塚はキライでないものの、なにしろ演目を選ぶ人で、日本ものはパスという彼ですが、(縁あってある生徒さんを応援していて、なるべく多くチケットをさばいてあげたいという立場の私は)こんなときは夫を動員(?)
配役とあらすじの解説をして、いざ!
生徒さんの取り次ぎで、開演前に差し入れ。日曜日劇場付近、営業していないところが多くて買い物は銀座まで出向きました。
2回目の観劇、座席は14列上手通路側🎵客席降りがある演目では、超ラッキー席です。
芝居とショー、れいこさんの抜けた穴を誰がどう埋めているのかを注目して見てました。芝居では風間柚乃、ショーでは夢奈瑠音と蓮つかさが頑張ってましたね。もちろん風間柚乃も。それと、輝月ゆうま。こう言ってはれいこさんに失礼かもしれませんが、ちゃんとしたものに仕上がってました。れいこさん、自分が抜けて下級生に負担をかけてだいじょうぶなのか?とか、逆に休んでいる間に下から抜かれないかとか、あらゆる意味で心配でしょうが、充分静養して万全の体調で復帰してほしいです。しかし突然の3番手の休演でも1日も公演を休むことなく続けられる宝塚歌劇の層の厚さというか、生徒の努力には頭が下がります。特にやはり風間柚乃。新人公演で演じた武蔵の代役ならともかく、全く別役ですからね➰新人公演で又八を演じていた英かおとでは力不足だったんでしょうか?そのスライドが一番楽だったのではないかと思いますが、敢えて風間柚乃に振ったのはまぁ期待の表れということで、彼女もまたその期待に充分に応えました。役付きがいいとはいいながら一期下に抜かれる英のメンタルも気にはなります。芸事は厳しいですね。
トラブル続きですが、その分結束も固くなって、それぞれが月城の抜けた穴を懸命に埋めているのがひしひしと感じられました。風間柚乃から玉突きで宍戸梅軒を演じた蘭世。凄みのあるクセの強い役ですから、年若い彼女には挑戦だったと思いますが、なかなかどうして、顔も酷薄な感じに見えるほどはまってました。風間柚乃よりは線が細いですが、衣装や眼帯の助けもあってか?かなり良かったです。
心配していた夫の反応はというと、(「凱旋門」の時のブスッとした態度と違って)芝居が終わったあとニコニコしてましたので、私も安堵しました。(ヤレヤレ)
オーシャンズのチラシを手に、「これおもしろそうだね。あなた行くの?」と言われました。…(はい)チケットはとっくに手配完了。現在やってる公演の二つ先までは、だいたいは手配済みですよ。複数手に入った日の公演は、既にお友だちと一緒に観劇すべくお誘い済みです。夫と行っても私の金銭的な負担が2倍になるだけですからね。(苦笑)その分なんならもう一回観に行けますもんね。それでも来月の予定を調整するとき、「宝塚はないの?」と聞くところをみると、なにげに楽しみにはしてるんでしょうか?またそのうち、夫に合いそうな演目があったら誘いますかね。今日も「20世紀号に乗って」は良かった!と繰り返してましたね~。あれは現在の宝塚では、出演者、作品とも最高峰の出会いの一つだったと思います。あれ?でもそういえば「20世紀号…」って、彼が今一つという評価だった「凱旋門」と同じ組だったんですよ?やっぱり演目を選ぶんですね~。難しいわ(-_-;)
さてさてショーの方は通路側だったので、客席降りで四人もタッチしてもらえました。ただなんか、視線が合わないのが残念です💧生徒さんたち、自分のすぐ近くではなく、若干遠くを見るようにしてるのかなー?と思います。
ムエタイの場面は代役のがんばりがほほえましく、またれいこさんの不在がさみしく、複雑な思いで見入りました。
さくら率いる若手男役の(韓流アイドル風?の)セマニフィーク。一人一人見せ場を作ってあって、惹きつけられました。あ、この人誰?こんなステキな下級生いたのね!と目移りがして仕方なかった(笑)名前がわからないのが残念です。それと、さくらのミニスカートがとってもキュートでした。ちょっと痩せすぎ?が気にはなりました。
輝月ゆうまを中心としたニューハーフショー?はさすがの迫力で、男役のなかでも特に背の高い方々をセレクトしたと思われるラインダンスは圧巻でした。
まゆぽんの歌唱もすばらしくて、私のツボの、男役のファルセットも堪能しました。
たまきちの「一瞬美女」シーン、今日はハットへのロングの髪の納まりがよくなくて後ろがけっこうモタモタしていた感じがしました。ハットをとったときのハラリというのもあまりうまく落ちなくて、何回も髪をはらってました。かつらの不具合?とかだったんでしょうか。たまきちのヒールだけ細いものを履いているとの情報を得て注視しましたが、本当でした!みなさん目の付け所がスゴい⤴️⤴️
今日の注目点。
幕が降りたあと、指揮者がオーケストラに拍手を求めて左右に手を広げてました。前回も(あれ?)と思ったのですが、今日も。ということは毎回やってるんでしょうね。
宝塚ではオーケストラはどちらかというと黒子的な存在と考えられ、通常は幕が降りたあと個別に拍手を受けることなく地味に終了してるので、今公演の指揮者のパフォーマンスはこれまでにはない異例なことでした。
そういえば。いつもなら幕開きすぐに「大変長らくお待たせいたしました。月組の珠城りょうです。」とアナウンスが入って、そのアナウンスを合図に(始まるんだ)と心の準備をしていましたが、今演目では先に芝居に入ってしばらくしてからのアナウンスで、ちょっと戸惑いました。
月組の休演者のニュースを思うにつけ、トップスターの方が一公演も休むことなく出演し続けることの偉大さを感じます。自分自身が休まないだけでなく、休んでいる方の分も補ってそれをまとめて舞台に上げる責任のプレッシャーとも闘わなくてはならないですよね。若い若いと言われながら、たまきちもよく考えたら94期、星組の次の新トップスターがついに95期の礼を迎えることを思うと、もはや若手とはいえない位置にきていますが、ここまでくるのには本当に様々なストレスを乗り越えてきているのでしょう。歌、ダンス、芝居の技術的な優劣には就任当初からずっと疑問符がついてたものの、やはりそれを上回るなにかを、月Pは評価していたのかな~?、と月組のピンチの中にあって今更ながら思います。このピンチを組が一丸になって乗り越えたその先に、更にグレードアップした未来がやってくることを祈るばかりです。
「無双の彼方に何があるのか?」という武蔵の疑問を解く答えがあるといいですね。
次回観劇は、七月のオーシャンズ。だいぶ間があきますね~。楽しみに待ちたいと思います。
そして次の月組は、今年一番のニュースかも?ついに梅芸に遠征します!!