今日はNHKカルチャーの観劇で、12列上手。私から右側がお仲間でした。
左席の方は初観劇らしく、白鷺が終わって幕間となり周りがバラバラと立ち上がって出ていくと、「もう終わりですか?」と、(まぁどうしてここに来ちゃったのかしら?)と答えに窮するような質問を受けました。幕間が終わる頃には「何時に終わるんですか?」とも。みなさん血眼で(笑)チケット争奪戦に参戦してるのに、こんなゆうるりとした方も観に来てるんですね➰
ルネサンスでは気持ちよくお休みで、パチッと目が覚めたのが、最後のフィナーレ。これは一生懸命に見入ってましたが、初歌劇の演目を誤ったかもしれませんね。残念です。どんな感想を持たれたのか気になるところです。
その方ばかりでなく、貸切公演ではなかったものの、なんか拍手のタイミングが微妙で、ヅカ歴の浅い方が多そうな印象でした。
さてさて白鷺の城。事前にレクチャーを受けていて、まどかちゃんが通し役で狐の化身なこと、時代が上がったり下がったりすることなどを承知の上で見ていたので、混乱することなく話に入り込めました。華麗な衣装の中国や平安時代もタメ息ものでしたが、戦国時代が私としては一番ストライクの場面でした。それぞれの時代が色が違うので、楽しくてあっという間に終わった感じです。
筋とは離れたところでひと言。
映像で時折白鷺と思われる絵が映るのですが、なんか、なんというか…スマートさがない。白鷺のイメージが、なんか違う。私の住んでいる住所地のシンボルが鷺と関連があるのですが、それで見慣れている白鷺の絵とはずいぶん違うのが気になりました。でも、もちろん考証はしてるはずですよね➰?
異人たちのルネサンスは、ききとずんちゃん、それに愛ちゃんが目立ちました。逆にそれ以外のメンバーはあまり台詞らしい台詞もなくて、ちょっとさみしかったかな💧あっきーの赤い髪の色が新鮮でよく似合ってました。
ききはすごく良かった。銀橋を渡りながら歌う時はほれぼれしました。うまい!芝居も流し目が~😍切れ者で、自信家で、近くにいたらまったくいやみな奴だと思うのですが、ステージの上に見る分には、とても魅力的でした。自信に溢れてて大きく見えました。最後にちょっと付いてたフィナーレの大階段からの男役の群舞もききがセンターで踊ってて、(ききがトップになった時の)少し先の絵を一足先に観たような感じがしました。
芝居の筋は事前に聞きかじって心配していたほどはわかりにくくも退屈でもなくて、最後のモナリザの絵への繋がりもそこまで不自然には感じませんでした。
ただグイド神父が送り込んだ天使=カテリーナ(まどか)は、メディチ家で特になんの刺客的な役割も果たしているようでもなく、ロレンツォもカテリーナに骨抜きにされてる様子もなく、精力的に画策に励んでいて、なんだろ?ただの権力者への貢ぎ物?という感じの存在ということだったんですかね?最後にロレンツォを騙して呼び出したのも、別にカテリーナに手引きをさせたわけでもなく、たまたまレオナルドと駆け落ちしようとしたのを利用しただけで、カテリーナを潜入?させていた意味は特になかったような…?
そんなまどかちゃんはとてもチャーミングになっていて、すっかりトップ娘役が板についてました。大劇場作品では天河に次いでまだ2作目ながら、2作ともヒロインが目立つ作品で、娘役としてはかなり作品に恵まれているように思います。ひとつひとつものにして成長していってるのがすごいです。
ところでムラでの最初の方でデュエットダンスがケガ?のためできなくて代役を立てていたのが話題になってましたが、どの辺りが難しかったのでしょうか?大事をとって、ということだったのかもしれませんが、代役を果たした下級生が集中砲火を浴びてちょっとかわいそうだったことを思い出しました。
再来週もう一度宙組を観ます。間にルネサンスについての緊急講義を受講するので、今日の第一印象とまた違う感想を得られるかもしれないので楽しみにしています。