今日はヅカ友の取り次ぎで思いがけなく観劇、しかも11列目(下手)。この公演で一番良い席となりました。オペラの必要はほとんどなく、舞台を楽しめました。
MESSIAHはテンポがよく、場面転換が秀逸で、最後の戦闘シーンまで息つく間もない緊張感があって、次がどうなるのかわかっていても、思わず引き込まれてしまうのに感嘆しました。
前回と今回の観劇の間にカフェブレークを二回見る機会がありましたが(れいちゃんとちなつさん)、甘えん坊の印象のれいちゃんが意外と真剣にリノの役作りに取り組んできたことがわかって、ちょっと見直しました。ちなつさんはここまでの絵に描いたような悪役は演ったことがなくて、自分のなかにも何も共通点も見いだせなくて悩んだことを静かに話していて、舞台に立って酷薄な殿様を演じる姿に、苦労がしのばれました。今日はマイティの放送のはず。後で録画を見ようと思います。
ショーは花男の層が厚いのを改めて感じました。アイドルのシーンの前の黒燕尾の群舞には次のシーンに出ているれいちゃん、マイティが出ていないのに、アキラやちなつさんが存在感を際立たせ、その他のメンバーもしっかり脇を固めてメンバーがバラけても全く遜色のない群舞を披露していました。
二番手になって2作目のれいちゃんは、こと舞台の上に限って言えば成長著しく、キキの代わりが務まるのか?という心配も杞憂に終わりそうです。ただトップというのは舞台の上だけではない、組を引っ張っていくリーダーシップとか人格が求められるのではないかと思うので、それはまだまだ鍛練する必要があるのかもしれないと思います。昔からよく言われているように、立場が人を作るということもあるので、なるようになるのかもしれませんが。個人的にはあまり若いリーダーは好みでないので、れいちゃんがトップになる前に、落下傘でもいいからワンクッション入れて経験を積んだら更にいいのにと思っています。これからどうなっていくのか、3年後、5年後が楽しみです。

さて次はエリザベート。ちゃぴの姿を目に焼き付けてきたいです。