クララが勃った
12月24日(土)。
いわゆるクリ○○ス。
恋人たちは一晩中
くんずほぐれつ
あんなことや
こんな体位でがんばっていることであろう。
私はというと
6:30ぐらいに起床し
小雪が舞い散り
凍っているためシャリシャリと音を立てながら
ウォーキングにいそしんでいる。
クリスマス寒波だか
コンパだか知らないが
めっちゃくちゃ寒い中
飽きもせず
まさにストイックにスタスタと歩いている。
それもそのはず。
私の中には一つの焦りがあったからだ。
12月24日。
私はこの日に病院に行くことになっている。
今年の7月後半に肝臓が悪いことが判明してから
一カ月に一回
定期的に通院している私。
そして今日は
今年も終わりに近づいているということで
採血が待っている。
前日、
そして前々日と飲み会があった私は気が気ではない。
酒量は抑えたつもりであるが
今回の飲み会が決め手となって
今下降傾向にあるコレステロールやら中性脂肪が
再び元の数値に戻ったりなんかした日には
もう大変だ。
この4ヶ月にわたる努力がすべて水の泡になってしまう。
なので
ムダなあがきになるかもしれないが
前日の酒のせいでまだ眠り足らないカラダにムチを打ち
少しでも改善すべく歩きまくる朝の私であった。
2時間後。
開院時間とともに病院内に入った私は
颯爽と
保険証・通院証をナースに手渡す。
そして
ソファにドカッと座り
おもむろに今日の新聞や街のタウン誌に目を通す。
タウン誌の情報というものは
私の今後に結構役立つ情報がもりだくさん。
私は気になったワードを
携帯のカレンダーにひたすら打ち込む。
ほかのことに気を取られることで
現実逃避しようとしていたのだろう。
だがそんな逃避行も
ものの数分で捕まってしまう。
”権乃助さん、採血があるのでこちらへ”
うわっ、来た。
私は意を決してソファから立ち上がり
医務室に乗り込む。
”はい、こちらに腕を置いてください”
事務的なナースの声に従いながら
私は服の袖をまくり上げる。
”はい、チクッとしますよ~”
どうせならかわいいナースにぶっ刺されたいなぁ、と
たぶん昔は若かったであろうナースの顔を見ながら
そんなことを考える。
ぶすっ。
おほっ。
確かにチクッとする。
何本か私の血を採取すると
”はい、終わりました。しばらくガーゼを貼っときますね~” とのことで
注射痕のところにガーゼを貼られる。
3分ほど経った後
私はドクターに呼ばれた。
そしてドクターに診断結果を告げられる・・・はずだったのだが
私の身にアクシデントが起きた。
注射痕をガーゼで押さえているはずなのだが
血が止まらないのだ。
もうガーゼでは堰き止めることができないほどの血液が
私の右腕からあふれている。
まさに
集中豪雨の際のマンホール状態。
もうロマンティックなみに
血液が止まらない。
私としてはこの状況が面白いので
”いやぁ、イキがいいんですかねぇ” と
軽くボケをかますのだが
ドクターは異常にあわてていたのが印象的だった。
結局のところ
ナースが私のもとに駆け寄り
再び止血をしてくれたために事なきを得たが
さすがに焦った。
正確な数値は忘れたが
結局のところ
8月に採決をした時より
コレステロール値は約60落ち
中性脂肪に至っては3分の2まで数値が落ちていた。
あまりの改善に
”短期間でここまで改善するのはきわめて少ないですよ” と
ドクターもびっくりしていた。
また
”この結果は今すぐには体に現れないかもしれませんが
10~20年後に如実にあらわれますよ” と
べた褒めされた。
私としては言葉責めに慣れているため
褒められるとなんだかくすぐったかった。
今も私の右腕には注射痕と内出血が残っている。
見てて痛々しいので画像は出さないが
私は元気ビンビン(股間以外)。
ドクターも言っていたのだが
今の私の肝臓なら
十分アルコールと戦える体力を持っているそうだ。
これで当分はお酒と付き合えそうだ。
人にしても
酒にしても
上手に付き合わないと痛い目を見る。
注射痕を見ながら
そんなことを考える私であった。
くそ、数値め!
大幅に数値が下がったファック!
体重も10キロ落ちたファック!
あとはリバウンドに気を付けるだけだぜ!

