はじめての伊勢参り~その4~(内宮・早朝参拝編) | ~【自反尽己】日々是精進~ 

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「自反尽己(じはんじんこ)」自反とは指を相手に向けるのではなく、自分に向ける。すべてを自分の責任と捉え、自分の全力を尽くすことである。

遅くなりまして申し訳ありません。
今回の伊勢参りのとも言うべき、その4(内宮・早朝参拝編)です。
かなりの長さですので、お時間ある時にご覧くださいませ。




なにごとの おはしますかは 知らねども 
かたじけなさに 涙こぼるる (西行)



~ここにどのような神がいらっしゃるのかは
存じ上げないが、身にしみるようなありがたさが
こみ上げてきて、思わず涙がこぼれてしまった~

西行が伊勢神宮に参詣した際に詠んだとされる歌だそうです。

伊勢に行く前にこの歌を目にしていましたが、実際に内宮を歩いてみると、まさに西行が詠んだごとく感激の思いに包まれました。

そんな感動、感激、そして感謝に包まれた39回目の誕生日は、忘れられないものとなりました。




1月21日。朝4時ころに起床。
宿泊した神宮会館では早朝の参拝案内というサービスがありますが、歩くのが早く早起きな自分としては、時間が合わなかったため、今回は単独での参拝としました。
身支度をして、朝5時過ぎに宿を出発。外は当然真っ暗。
内宮へと向かう・・・前に、まずは、とある場所へ。


夜明け前、赤福本店にて。

赤福の本店です。
こちらはなんと朝5時から営業しているそうで、本などで事前にその情報を得ていたこともあり、朝早くひと気のない時間に本店に行ったわけでございます。

※赤福(本店)については、こちら

朝の赤福本店。和を感じます。

前日もいただいてましたが、いやしかし、本店の早朝に、和の雰囲気を感じながら、お茶とともにいただく赤福はまた格別です。
しかも、 誕生日 ですからねw

朝5時半、赤福をいただく。赤福本店にて

ちなみに、私がこの日の朝一の客だったそうです。
(店内・店外ともに、お店の方に許可をいただいてから撮影させてもらいました)


赤福餅の唄(CMソング)




赤福の近くにあるノボリ。これから内宮へ。

↑赤福の近くにあったノボリ。
おいしく赤福をいただいたあとは、さあ、夜明け前の内宮へ向かいます。


内宮。
正式名称は「皇大神宮(こうたいじんぐう)」です。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。

※内宮(皇大神宮)とは → こちら

※参考動画
【三重】紅葉の伊勢神宮 内宮参宮




鳥居に到着。

朝6時前の宇治橋鳥居。何人か参拝者も。

↑ 朝6時前の宇治橋鳥居です。
誰も居ない・・・と思いきや、わずかながら何人かの参拝者が。

なお、内宮は基本的に右側通行です。

夜明け前の内宮・神苑。真っ暗です。

↑ 橋を渡り、昨夜も歩いた神苑へ。。。真っ暗です。

この後、五十鈴川の御手洗場の川の水にて、手や口を清めましたが、真っ暗すぎてご覧いただけるような写真はありません。

この場所に立ちますと、暗い林の中に迷い込んだような、神聖な空間に一人取り残されたような・・・そんな気持ちにもなりましたね。


ちなみに、明るい時間帯に来た時の五十鈴川の写真がこちら↓です。

五十鈴川御手洗場。内宮で1、2の絶景ポイント。

※参考動画
五十鈴川の御手洗場



↑こちらの参考動画もいいですが、このひとつ前に貼った内宮の参考動画の4分30秒あたりにも五十鈴川の御手洗場はあります。

もう・・・こちらの五十鈴川は素晴らし過ぎて・・・水も本当に透き通っていて綺麗で・・・
まさに清められるような気持ちになりましたね。
個人的には、一番お勧めしたい場所でもあります。


その後、鳥居をくぐり、暗い参道を歩き続け、御正宮へ。

内宮の御正宮。階段下。


暗くてわかりづらいと思いますが、石段を上がった先が正宮です。
(※注 写真を撮れる場所は石段の下までとなってます。)


ついに、この場に来ることが出来た・・・

いや、来させて頂くことが出来た・・・
導いて下った・・・

そんな気持ちになりましたね。
ですので、手を合わせお祈りさせていただく時も、

「この場にお導きくださいまして、ありがとうございました。」

と感謝の気持ちだけでした。
個人的にも過去にいろいろとあっただけに、この内宮の御正宮で参拝できるよろこびに、心から感謝させてもらいました。


ゆっくりと手を合わせお祈りさせてもらい、石段を降りた後に改めて撮らせてもらったのがこちら。

夜明け直前。内宮・御正宮。

先ほどよりも、少し空に青みが増し、日の出が近いのがわかりますね。
自分の心の中でも、「ああ、お日様がお出になるんだ」といううれしい気持ちにもなりました。

御正宮のお隣には、新たな御正宮が。

新たなる御正宮。シートがかけられてます。

↑ シートがかけられているこちらのお宮が、遷宮後の正宮です。こちらにも手を合わせてきました。


御正宮の次は、別宮である荒祭宮(あらまつりのみや)へ。

※荒祭宮について → こちら

※参考動画
内宮別宮 荒祭宮




早朝の荒祭宮。そこには白装束の女性が…?

↑ 荒祭宮は内宮の第一の別宮で、天照大御神の荒御魂をお祀りしております

実はこの写真・・・写したその時は気づかなかったのですが、石段を上がりお賽銭を入れて、さあ手を合わせようと思った時に、すぐ横に人がいることに気づきました。
写真でいくと、ほぼ真ん中の宮の前に、白く小さな物体があると思いますが、こちらが実は座って祈りを捧げていた白装束の女性?だったんです。
まさか朝6時ころに、ここにそのような人がいるとは思っていなかったので非常に驚きました。
あの人はもしかして・・・神様だったのでしょうか・・・。

荒祭宮の石段には杉の大木が。

↑ 荒祭宮の石段には、大きな杉の大木があります。


続いて、内宮内にあるもうひとつの別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)に向かいました。


風日祈宮へ続く参道。風日祈宮橋。


※風日祈宮について → こちら

※参考動画
既に上記で貼っております「紅葉の伊勢神宮 内宮参宮」の19分30秒以降をご覧ください。
検索した限りでは、その動画が最も風日祈宮の魅力を伝えてくれてると思います。
(投稿者のmiyakenekoさんは、素晴らしい伊勢の動画ばかりupされてて尊敬します)

風日祈宮橋から島路川を臨みます。

↑ 風日祈宮橋から、島路川を臨みます。先ほどまで青みがかってた空も明るさが増して白くなってますね。

風日祈宮。

↑風日祈宮です。
個人的には、今回のお宮さんの中で最も好きな立地・たたずまいのお宮さんですね。

風日祈宮の横には新御敷地が。

↑お隣には、新御敷地が。

7時からの朝食のために、一度宿へ戻ります。

さて。
ここで、朝7時からの朝食のために一旦宿へ戻ります(汗)。
(↑は、宇治橋からの眺め)

朝7時ころの宇治橋鳥居。

(↑ 朝7時ころの宇治橋鳥居)
ある目的のために、朝食後にもう一度内宮をまわります。




朝食を食べて、再度内宮へ。
いかに会館と内宮が近いかわかりますねw

朝8時前の宇治橋鳥居。まさに天照大神。

↑ 朝8時少し前の宇治橋鳥居。
先ほどまではまだ山に隠れていたお日様が、顔を出されていました^^
まさに天照大御神を祀る地だけあり、荘厳な光景でした。

宇治橋では雪?霜?をかき集める人が。感謝。

↑ 未明に歩いた時はわかりませんでしたが、宇治橋には雪?霜?が。それをかき集める方々が。
「ありがとうございます」と声をかけさせていただきながら歩かせてもらいました。


清々しい朝。目に映るもの全てがきれいでした。

↑ 橋から川や山を眺めると。。。
清々しい朝の光景が、そこにはありました。目に映る全てがきれいでしたよ。


で、ここで驚くことが!!

神苑を歩いていると、目の前に年配の女性が。
何となく見たことあるような気が・・・なんて思っていたら、それもそのはず。
浦和レッズのホームの試合を埼玉スタジアムで観戦する時に、時々お会いする(観戦仲間さんの)お母様だったのです!

いやはや、これは本当にびっくりしまして、お互いに声を出して驚きました。
あちらはツアーでお身内の方?と一緒に来てたそうで。こんなことってあるんですねぇ。


さて。
私がなぜ、朝食後に急いでまた内宮に来たかというと、こちらを直に見たかったからです。


朝8時の神馬牽参。1、11、21日に行われてます。

↑ 神馬牽参(しんめけんざん)です。
毎月、1日・11日・21日の朝8時に行われるという神馬牽参を、どうしても近くで見たかったんです。
上記の通り「偶然バッタリ再会」もあり、ギリギリという形にはなりましたが、お馬さんの歩く姿を見ることができて本当に良かったです。
(注:牽参してる時にしても、御厩にいる時にしても、お馬さんを撮る際は正面から写したりフラッシュ付きにしないよう御配慮ください。興奮等したりする場合がありますので。)


再び、内宮・御正宮へ参拝に。

その後は、改めて御正宮へ。石段にもお日様の光が射し込んできてますね。

再び、荒祭宮へ。早朝に居た白装束は去ってました。

荒祭宮にも改めて。未明に居た白装束の方はもう、居ませんでした。


内宮の参道に射し込む日の光に感動。

↑ 参道に射し込む日の光・・・感動しましたね。

風日祈宮橋から島路川を臨むと、日の光が…

↑ 風日祈宮にも、もう一度。
この時間帯の風日祈宮橋からの景色は、どれも感動ものでした。
内宮を訪れた方の中で、ここの光景が好きだいう方が多いというのも頷けます。
心が洗われます。

滝祭宮

↑ 滝祭宮です。
こちらは別宮ではなく、所管社だそうで、五十鈴川の川の神・水の神とされてるそうです。





チェックアウト時間があるので、そろそろ宿へ。
ということで、最後に鳥居をくぐり、振り返って撮影したのがこちら・・・



朝8時半~9時頃の宇治橋鳥居。奇跡の1枚。



↑ 朝8時半~9時の宇治橋鳥居。
まさに奇跡の一枚です。
鳥居の中央に太陽が。。。この一枚はスマホの待受け画面にもしていますw



内宮さん、ありがとうございました。心から感謝。

内宮さん、天照大御神さま、ありがとうございました。
心から感謝いたします。

宿までの帰宅道。おはらい町。

↑ 帰りはおはらい町を通って宿へ向かいました。

えいていえむw

「えいていえむ」w

赤福本店の横の新橋から、五十鈴川を。

↑ 赤福本店の裏にある新橋という橋から五十鈴川を。

新橋から山を。

↑ 同じく新橋から山を。

おかげ横丁にて。太鼓檜。

↑ おかげ横丁にて。太鼓檜。

おかげ座。

↑ おかげ座。

謎の猫。浪曲茶屋の横に棲息。

↑ 謎のネコw 浪曲茶屋の横にいました。


・・・というわけで、以上、その4でございました。
かなり長くなりましたが、最後までご覧くださりありがとうございました。
感謝いたします。


チェックアウト後に訪れた別宮や帰りまでについては、また後日、その5にてupさせていただきたいと思います。