マルハバキラキラキラキラ

 

 

最近我が家のテレビはずっとニュース。

しかもアラビア語やら英語やら、

ときにはヘブライ語。

 

 

私の夫サーメルは、

パレスチナ系ヨルダン人です。

 

 

今、まさにイスラエルとパレスチナの

戦争が世界的にも大きなニュースとして

取り上げられています。

 

 

でも・・・

夫サーメルとしては、

「やっと注目してくれた」という思い。

 



 

サーメルは生まれたときから「難民」です。

サーメルの両祖父母は、1948年に

故郷パレスチナをイスラエルによって

追い出され、以来ずっとヨルダンに

「ヨルダン人」として、

また「難民」という肩書を持ちながら

暮らしています。

 

 

サーメルと結婚して8年。

 

 

私の知らなかった世界が、

一気に身近に感じるようになってきています。

 

 

今行われているイスラエルとパレスチナ問題。

そして連日行われているガザへの攻撃。

 

 

写真の中に映る泣き叫ぶ子供たちは、

どことなく我が子に似ていたり、

親戚の子どもたちに似ていたり。

 



 

そして、子どもがお母さんを探す言葉、

助けてほしいと叫ぶ言葉は、

字幕なしでもわかるようになり、

もはや他人事ではなくなっています。

 

 

映像でしか見られない彼らの姿。

まるでゲームをしているかのように、

閉ざされた街へ降りこまれる爆弾たち。

 

 

子どもがアリの巣の出口を塞いで

いたずらするように、

人間をアリと間違えているのではと

思うような残虐な攻撃。

 

 

黙ってみていろと言われてても、

勝手に体が動いてしまう・・・

でも、

何をどう動いていいのか分からない。

 

 

そんなもどかしい毎日です。

 

 

先日隣国ヨルダンから帰国した

夫サーメルと長男。

隣国とは思えないほどの

平和な国ヨルダン。

 

 

この背景にある政治の複雑な成り立ちに

憤りの矛先を向けていいのかわかりませんが、

それでも平和なのはありがたいこと。

 

 

今年も家族そろって庭のオリーブ摘みを

してきました。

大人のサーメルがはしごに登って

木の上の方のオリーブを摘み、

下の方を子どもたちが。

 



 

バケツいっぱいにして

誇らしげにするのが、この時期の風物詩。

 

 

長男も、たくさんオリーブの実を摘んで、

とても楽しそうでした。

 

 

さて、現在ガザでは4日間の戦闘一時休止中。

そしてそれが2日間延長になったとのこと。

このまま停戦に繋がればいいのですが・・・。

 

 

各SNSでも、外でゆっくりと食事する

ガザの人々の写真や、

子どもの笑顔の写真などが上がっています。

同時に、人数が少なくなった静かな家族との時間を

過ごす人たちや、

瓦礫を片付ける人たち、腐敗した遺体を片付ける人たちを

容易に想像できることが苦しくて仕方ありません。

 

 

また、どこのニュースでも

「イスラム組織ハマスが」と「イスラム組織」を

強調するかのような形容詞に、もやもやです。

間違っていない、彼らは確かにイスラム組織。

しかし、イスラムを強要するようなことをしていますか?

イスラムに悪いイメージを与えるようなことをしていますか?

 

 

ハマスは、イスラム組織というか、イスラム教の人たちが

集まって組織を作っているだけで、

彼らの目的はイスラム教の布教や、イスラムのために闘っている

のではなく、

彼らは、ただ、彼らの人権や住む場所を

取り戻したくて闘っているだけなのに・・・

 

 

日本の報道を聞いていると、

なぜ、ハマスが悪い組織で、イスラエルが被害者になっているのか。

 

 

国籍も持てないガザの人たち

 

 

彼らが、オリーブ摘みを今年もして、

そして誰が一番高いところのオリーブを摘めるのか、

誰が一番多くの実を摘めるのか、

そんなことで笑いあえる瞬間が

1秒でもあることを祈っています。

 



 

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