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■含み損を気にしすぎて爆死した過去
まだトレーダー駆け出しだった頃に、初めて300万円の含み損を抱えた日の話をする。
ケーブル（GBP/USD）でロングをしていた。
ボックスレンジで取引内で取引をしていて、
レンジ内でダウが切り上げ傾向かつ、強いローソク足パターンも観測できたため、エントリー。
レンジの中心地より高いところで入り、損切りラインはレンジ下限の少し下くらい。
ボラが激しいレンジ通貨では、ノイズが入りやすくフェイクブレイクが容易に起こるため、少し余裕を持たせてレンジ下限のちょっと下に損切りラインを設けていた。
ポジションを持ってから予想以上の期間にわたって値動きの膠着が起こり、ローソク足は横に増えるだけ。
ポジションサイズが通常よりも大きかったため、精神状態は穏やかではなかった。
その後、ズルズル下がり、レンジ下限の手前で含み損が300万円に到達した。
レンジ下限が、ヒゲブレイクをした。
（その瞬間はヒゲブレイクになるか実体ブレイクになるかは当然わからない）
300万円という額はあまりにとって私に大きく、
レンジをブレイクすることで何倍にも膨れ上がるであろう損失額を恐れ、手放してしまった。
しかし、ポジションを手放した後、結局ブレイクは騙しであり、ただのヒゲに終わり、
みるみるうちにV字に切り返して、予想通りに上昇方向へブレイクした。
マネープレッシャーに負けてしまったために、損切り幅よりも明らかに高い位置で損切りをしてしまった。
冷静な判断ができていなかったら、絶対に取り逃がすことのないトレードだった。
■痛い経験から学んだ教訓
これ以来、含み損を気にすることはやめた。
ポジションを立てる時に、変なレートで約定されてないか、ポジションがフルで約定されているか
自然にpipsベースでの利幅を確認する時にみることはあるが、
利益、損失額だけをチェックすることは全くなくなった。
早い損切りは正義であるが、恐れによるルールを無視した損切りは期待値を下げる。
自分の含み益、含み損の大小とマーケットでチャートの値動きは。何も関係ない。
トレードに客観性を持たせるためには、pipsベースのリスクリワード思考を持ち、
自分の損益とチャートを切り離して考えることが何よりも重要となる
今日はここまで
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