1日1回のランキング投票にご協力お願いします。
↓クリックで投票完了↓
■2022年、トレーダーが無自覚に陥っていた病
2022年もまた、多くのトレーダーが専業投資家が誕生する年となった。
中には、3月には未経験だったのに、12月には脱サラした方もいる。
その一方で、2022年も思うように結果が出せなかったという方も少なくないだろう。
私がみる限り、2022年勝てなかった人の共通点として
「ポジポジ病」「コロコロ病」のどちらかに陥っていることが挙げられる。
ポジポジ病とは「トレードしなくては」といった焦燥感や「目先の利益が欲しい」といった強欲などメンタルが原因で、必要のないポジションを持ってしまうこと。
コロコロ病とは、エントリー条件をコロコロ変えてトレードしてしまうことである。
具体的には
- 手法をコロコロ変える
- トレードする時間帯が一律でない
- 通貨ペアが定まっていない
この3点に当てはまっていたらコロコロ病の可能性が高い。
■手法に一貫性を持たせることが勝率アップにつながる
必要のないところでエントリーを行うポジポジ病のは、直感的に理解できるだろう。
では、コロコロ病何がまずいのか?
それは、正しいデータを集めることができないことだ。
今よりも勝率を高めには、今使っている手法を何かしら改善させる必要がある。
そしてトレード手法を改善するためには、必ずデータ(同じ条件でエントリーしたサンプル数)を集める必要がある。
データを取る際には、”同じ手法””同じ時間帯”に”同じ通貨ペア”でエントリーする必要があり、これが1つでも違うと同じ環境でエントリーしたデータとして認められない。
エントリー条件をコロコロ変えてしまっては、正しいデータ取ることできないため、いつまで立っても勝率をあげることができないのだ。
▶︎手法への一貫性
手法が違えば、同じデータとして成り立たないのはいうまでもないが、
気分によってローソク足や他のインジケーターなどを加えていたり、アレンジをしてしまうトレーダーは少なくない。
アレンジ自体は悪いことではないが、手法を確立した初期、データが集められていない段階においてはアレンジをしてしまうと「なにが手法の優位性を作っているのか」というのが見えにくくなるので、手法に一貫性を持たせるのを徹底したい。
▶︎トレード時間帯への一貫性
FXでは時間帯によって、トレンド戦略が有効な時間帯とレンジ戦略が有効な時間帯がある。
同じ手法を使っていても、市場の切り替わり、チャートの流れが明確に変わるタイミング(9時〜10時、15時〜16時、21時〜22時)の前後で大きく勝率が違うことはザラにある。
数秒から数分のスキャルピング、1日の中でトレードを完結させるデイトレード手法など、ポジション保有時間が少ないトレード手法を使っていればいるほど、時間帯の影響を受けやすいため、時間帯の固定化を徹底する必要がある。
▶︎通貨ペアへの一貫性
ドル円で勝てたからといって、その手法がユーロドルでもそのまま使えるかというと、それはそうでもなかったりする。
通貨データ別に集めて、勝率が良い通貨ペア(得意な通貨ペア)を狙い撃ちにして、荒稼ぎする。
これがトレーダーが大きく資金を増やすうえでのファーストステップとなる。
■一貫性によって不確定要素を減らす
相場というのは、”不確定要素”と”少しばかりの規則性”によって構成されている。
少しばかりの規則性を発見し、不確定要素をどれだけ減らすことが、トレーダーの仕事である。
そのためには、手法に徹底的に一貫性を持たせ、データを集める必要がある。
データを集めるのは、コードが書けてバックテストを取れるのが理想だが、手動で過去検証するという形や日々の実践トレードの中で集めていくという形でも良い。
今日はここまで
1年以上前の記事等を検索することができます。「プライスアクション」「チャート」など知りたいワードで検索してみてください