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■突然、過去使えたた自動売買システムが全滅
2022年初頭、私がメインで使っているバイナリー取引業社”ハイロー”にて大幅なUIアップデートが行われた。
これにより、今まで使えていた自動売買システムが全台停止に。
再度ゼロから作り直す羽目となった。
前提として、ハイロー社は自動売買を規約で禁止している。
自動売買を運用していることがばれてしまうと、口座凍結及び強制口座解約になることがある。
停止される前、ゼロから自動売買の開発し、データがなにもなかった開発した時には、どんな操作をしてしまうと自動売買だと判定されるのかさえわからず、数十口座は凍結を喰らい、その内いくつかの口座は強制口座解約されてしまった。
その後、凍結されない自動売買を作成するために、
時間帯、取引選択、同一時間帯の他通貨エントリーなど様々なパターンで検証した。
また”自動制御で人間の挙動を再現させる技術”を開発し、自動売買だということが直接的な原因となって口座凍結することはなくなった。
そんな大変な苦労の末に完成し、250台で2年近く運用していた愛息子のような自動売買だったからこそ、当然使えなくなって大きくショックを受けた。
■ゼロベースから執念の再開発記録
▶︎ゼロベースから執念の再開発
しかし、何もショックを受けて、なにもしないわけにはいかないので、
とにかく情報を集めて、ハイローの新UIを解析を始めた。
重い。パソコンが熱い。連打ができない。
最初に大幅アップデートが導入された、バージョン1.00の段階では、
とにかく”取引通貨ペアのタブ”が導入されたことによって、動作がモッサリして仕方がなかった。
思わず、自分のパソコンが壊れているのではないか?と疑ったほどである。
(現在は小さなアップデートを重ね、幾分かマシになっているが)
その後、大型アップデートの後、どうなっているのか?を徹底的に調査し、
なんとか1ヶ月近くかけて、新環境に対応した自動売買ソフトを作ることができた。
また、ハイローのUIを日々研究するなかで副産物的に30秒取引の裏技を見つけ、自動売買が使えなくなって空いた分の収益はカバーすることができた。
ここまでの1ヶ月近く働き詰めだったので、これでようやく落ち着けるなと思った。
▶︎エンジニア泣かせの小型アップデート事件
そんな矢先に、事件が起こる。
通貨ペア選択の部分のUIが数日前にみたときと変わっているのだ。
おそらく”重すぎる”というクレームが殺到して、動作を軽くするためにアップデートしたのだろう。
その後も何度も細かいアップデートが繰り返される。
自動売買ソフトというのは、実質的にはコンピューターの自動制御によって、指定の場所をクリックしたり、エントリー金額を打ち込んだりする”クリック代行ソフト”であるので、わずかでもハイロー側のUIが変わると、正常に機能しなくなる。
その後、自動売買側でも修正をいれるが、その後もアップデートされるというイタチごっこの状態が続いた
ひどい時だと3日ごとくらいに変わり、修正→アプデ→修正→…の無限ループ。
▶︎再び頭を抱える事件が発生、執念の再開発
4月ぐらいに、ようやくUIの頻繁な変更が落ち着き
これにてようやく本格稼働できるかと思いきや、今度は”ハイロー側のレスポンスエラー問題”に悩まされることとなる。
具体的には、正しくクリックをしているのに、
ハイロー側のサーバーの問題、もしくは通信環境の問題でページが正常に開かれないエラーが起こる。
このエラーは一定の確率で起こり、サーバー側の問題なので、ソフトウェア側ではどうすることもできない。
そしてレスポンスエラーは不思議とデモ口座ではそれほど起きず、本番口座ばかりで発生する。
推測だが、ハイローはデモ口座と本番口座でサーバー側で異なる処理をしている。
これは自動売買に限った話ではなく、手動でエントリーするときも同じことがいえる。
おそらく「デモ口座では勝てたのに、本番口座では勝てなくなった」という現象の一部はこれが原因である。
レスポンスエラーのせいで、運用環境によってこの環境ではエントリーされるけど、この環境では自動でエントリーされない”といったエントリーが約定される場所の違いが出てしまうようになった。
その後、安定的なエントリーができるために「エントリーがちゃんと成功したか?」を履歴から読み取って合否判定を取得するようにコードを書き換え、なんとかレスポンスエラーを克服することができた。
苦しい春を乗り越え、ここ数ヶ月は、アップデートは起こることなく平安が訪れている。
めでたしめでたし
■結論:今からバイナリー自動売買を作るのは無謀
凍結しても良い複数の口座、本番口座でエントリー挙動を確認するために検証するために必要な捨て金、外部エンジニアへの外注費、etc…
1つの自動売買を開発させるためだけに、とんでもない費用と、労力がかかってしまった。
2011年に相場の世界に入って、初めての検証で「4種類の移動平均線1〜1000のパラメーターでどれが一番機能するのか計4000通り試した」ことを思い返すと、自分の執念深さはつくづく天性のものであると感じる。
私自身は、現時点で数百アカウントを運用している兼ね合いで、手動でのエントリーは到底できず、どうしても完成させなければならない都合があったため、執念で自動売買を開発したが、ほとんどのバイナリートレーダーにとって、今からゼロベースでハイロー自動売買を開発するのは、労力と対価が見合わないと思う。
(複数口座調達ノウハウ、ロジック作成力、プログラミングの能力などの問題で、そもそも日本に作れる人間自体が限りなくゼロに近いという問題はあるが、それはおいておこう。)
以上、直近でバイナリー自動売買をゼロベースから開発した体験談であった。何かの参考になれば幸いである。
今日はここまで
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