今回のテーマは「サイクル」です。
バイナリー、FXのサイト、Youtube、SNSなどで
「サイクル理論」、「サイクルクローズ」などという言葉を
なんとなく聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
サイクルに関しては曖昧な感じで説明されていることが多く
「具体的にサイクルとは何なのか?」「そしてどう使うのか?」
といったしっかりしたサイクルについて解説されたサイトが
ネットを探しても見当たらなかったので、
「相場のサイクル」について解説していこうと思います。
(※サイクルには様々な解釈が存在しますが、
今回は私個人のサイクルの解釈や使い方についてお伝えしています)
◼︎「サイクル」とはそもそもなんなのか?
サイクルとは、
「相場の1つの抵抗帯ブレイクからの上昇、
天井をつけてからの下降という一つの短期的なシナリオ」
を指す言葉です。(※Aサイクルの場合)
非常に簡単に言ってしまうと
相場における「底→天井→底」の一連の流れ
チャートの形成手順として
・ローソク足が集まるとサイクルが形成され
・サイクルが集まると1つの局面が形成され
・局面が集まるとチャートが形成されます。
「一つのローソク足をどう捉えるかでチャートの見え方が変わる」
と相場認識の時の解説でもお伝えしましたが、
サイクルというローソク足の集合体の見方がわかると、
一目見ただけで今相場がどういう状況かを判断できるようになります。
◼︎サイクルの具体的な使われ方
株、FX、先物などでは、
「サイクル=周期」として
「この期間上昇したんだから、そろそろ下がるであろう」
という大体の「相場が節目を迎える期間」を予測する方法として
サイクルがしばしば使われます。(主に長期投資で使われる場合が多い)
これを応用することで、
「相場が天井または底をつけるであろう時期を大まかに予測する」という
サイクル理論の「周期に基づくトレード」をされる方もいます。
(4Hサイクル、メジャーサイクル、プライマリーサイクル、etc...)
が、バイナリーオプションの場合は構造上、
足一本単位で「次足が陽線か陰線か」を予測しなければならないため
バイナリーでサイクルを使う場合は
逆張り手法として「サイクルの形状」から
「思惑の一致が発生する箇所」を見定めるために使用します。
つまり、サイクルの形からどこに圧力がかかりやすいのかを見極めることができる
裁量で「チャートの形が弱い、強い」
という表現を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
これらはサイクルの集合体から判断していていることが多く、
より細かい1つ1つの「サイクル」を見定めることで
どこが「心理的な抵抗帯」となりやすいのかを見極めることができます。
結論を言うと
サイクルを理解することによって
「逆張りに使える反発ライン」を導き出すことができます。
「今回はサイクルの定義と使われ方」について解説していきましたが、
「実践でどう使うか?」についてはやりませんでした。
サイクルのより踏み込んだ実践的な内容は長くなるため、
気が向いたら、「サイクルの種類(AとV)」と
「実際のチャート」を用いた解説を行う予定です。
またサイクルトレードについては
水平線の教科書にも記載しています。
▶︎▶︎水平線の教科書
今日はここまで。