サイキックスです。
ほとんどの人がチャートをみたときに、チャートを「ただの無機質なグチャグチャ」としか捉えられていません。
今回はまだ相場認識をマトモにできていない方へ向けて相場認識の入門部分を解説します。
前提として、チャートには「2種類の情報」しかありません。
「縦軸の価格」と「横軸の時間」です。
その2つから作られるローソク足は当然重要で、チャートは「ローソク足の集まり」から作られています。
インジケーターも全てローソク足の終値、全体のPips、ヒゲの長さ、実体とヒゲの割合などから、計算されて導き出されるものになります。
ローソク足はチャート分析における最重要項目で最高の相場認識を可能にしてくれるのにも関わらず、
市場参加者のほとんどが、
「ローソク足をローソク足としてしか捉えられてない」のです。
ここに「チャートの本質を理解している人」と
「ただの無機質なグチャグチャとしてしか捉えられない人」の明白な差が現れます。
ローソク足はなぜ形成されるのか?を考えてみましょう。
ローソク足は、銀行や証券会社などの大口、個人投資家などの
「市場参加者が札束を使った攻防を起こした結果」として形成されるものなのです。
イメージとしては「綱引き」のように相対的な力の引っ張り合いのような感じです。
綱引きの参加者の中に、超力持ちの大柄なプロレスラー(大口)もいれば、
まだ幼い子供(個人投資家)も参加しており、
一人一人の力は違いますが、「買いチーム」「売りチーム」に分かれ、
相対的なチームの強さで勝敗が決まります。
ただこの綱引き、普通の綱引きと違って少々厄介なのは、
負けそうだと思ったら、すぐ敵チームに寝返る味方がたくさんいるんですね。
これは、相場で言うところの、
買いエントリーいれたけど、やばそうだから利確 or 損切りする(買いの決済=売り注文)にあたる部分。
そして時としてパワーバランスがどちらかにわかりやすく傾く場合もある。
どこかの国がどちらかに強靭な戦士たちを送ってきて、強引に思いっきり引っ張られることもあります(ファンダ要素)
■まとめ
今回お伝えしたのは「ローソク足の捉え方」
そんなに難しいことでも特別なことでもありませんが、
このようにしっかりチャートにイメージを持って臨めているかだけで
確実に「着目するポイント」が変わってきます。
「着目するポイント」さえ変われば
チャートの景色が全く別物に見えます
本質的に、チャートの裏側には何があるのか、どこで心理的な攻防が行われていて、何をきっかけに価格が上昇するのかなど、縦軸の価格と横軸の時間という情報をもとにチャートを立体的に見ることが何よりも大切です。
次回は少し具体的なチャートの見方を解説していこうかと考えています。
今日はここまで。