こんにちは!
普段あまり朝ご飯を食べないのですが、今日久々に食べてみようと思って
買いだしたらなんか1000円くらい使ってしまった、
関西で大家業と子育てに精を出す佐山 潤(さやま じゅん)です。
慣れないと何事も大変ですね。^^

 

前回の続き、
行くと思っていた売り上げが1000万にも達せず、
課税事業者にならないのでは?
ということを税理士に確認したのですが、
「いえ、違います。来期は課税事業者ですよ」

と。

「え?なんで?」

 

「売り上げは500万そこそこですが、物件を売っていることで、
『課税売上』が1000万を優に超えています。消費税の課税事業者になる、
ならないはこの課税売上で判断します。」

 

「え?損益計算書の売り上げは500万そこそこですよ?何?課税売上って」

「損益計算書ではなくて、法人事業概況説明所に記載のある『課税売上』
にある数字がその判断基準です」

 

ほ、、、法人事業概況説明書、、、
確かにもらった決算書一式をべらべらとめくると見つかりました。
こんなん普段見ーひんし、、、

 

というか消費税、、、
改めて思いますが、本当に姑息な税金ですよね。
これは平成に入ってスタートした税金ですが、
この時から損益計算書上の売り上げではなくて、
それと別に税金を最大限搾り取れるよう謎の
『課税売上』なるものを創設して、本業の売り上げだけでなくて、
財産処分を含めた企業のあらゆる活動に対して税金をかける。

 

で、この課税売上の差し引き対象になれるのは「課税仕入れ」
と認められる出費だけ。
事業活動全般に関わる交通費や消耗品等など、
いわゆる経費は対象外。
確かに損益計算書に出てこない数字なので、
損益計算書上の販管費の所に入っている項目は
そりゃ対象外になりますよね。

 

なんというか、あくどい。
まるで法人税と別に取られる新たな(招かれざる)税金のよう。
とか思って色々見ていると、噂によると諸悪の根源の財務省では
「第二法人税」と呼ばれているとかなんとか。笑

 

ここまでくるとあることに思い至ります。
公民かなんかの授業で「消費税は間接税」と習いましたが、
この税金作った人たちが「第二法人税」とまで呼んでるこれは、
直接税じゃないか!と。

間接税は払う人と税金を納める人が違う税金で、
入湯税、とかがこれにあたる。
これは本当にそうで、温泉客が払った税金をそっくりそのまま自治体に払います。

そこに課税仕入れだの課税売上だのが入る余地はありません。


でも消費税は例えば、おもちゃ付きお菓子100円、消費税込み110円、
と書いているものをスーパーで買って私たちは10円消費税を
払ったつもりでいますが、スーパーはお菓子を仕入れる際に、
これを例えば80円、消費税込み88円で仕入れているとすると、
この8円を私が払った10円の「消費税」から差し引き、
最終2円を「消費税」として自治体に払う。

、、、どこが「税込110円」やねん!「102円」やんけ!

となりますが、企業(スーパー)としては決算前に消費税をいくら払うことになるかわからないので、

ざくっと10%掛けして小売り価格を出す。
これでは単なる値上げですよね。ただでさえ物価高が社会問題なのに。

財務省が消費税を「安定財源」とか呼んでいるらしいですが、
彼らからすればそうなんでしょうね。
法人税は企業の純利益が赤字であればほぼありませんが、
消費税の対象である課税売上は純利益と関係なく、積みあがってしまう。
赤字の会社からすれば泣きっ面に蜂ですね。
(賢く計画的に赤字、もしくは赤字直前に調整している会社も
もちろんありますが、どっちみち煩わしい支出であります)
で、その納税の義務者は断じて私たち「消費者」ではなく、
その、「モノ」を売ってる企業。

 

でも「税込み表示」で値上げされた金額を払って、割を食うのは最終的に「消費者」

 

以前も引き合いに出しましたが、
「君たちはまだ長いトンネルの中」
という映画で明らかにされていますが、
税金というのは世の中のお金の流れを調性するためのもので、
「税収が国家の支出を超えると国家が破綻する」
とかそういうものではない。
円建て国債を発行する日本政府が破綻など、当面あり得ず、
誰かが支出して赤字にならないと別の誰かが黒字にならない。
つまり政府が財政出動をしなければ国民にお金が回ってこず、
景気が良くならない、街が元気づかない。でもやらない。。。涙

 

で、やっていることはその真逆で、
赤字の会社からもすべからく徴収する消費税、
これをどんどん上げて、イチ消費者の我々も盛大にその影響を受けている。

これでは国家が衰退するのは当たり前ですね。


ついに自分が消費税の「納税者」となるにあたって、
いかに消費税がばからしいかが改めてわかりました。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございます。