こんにちは。
今日は銀行の方が急に自宅に来る、というので、
急遽昼休み中に急いで自宅に戻り、しれっと融資の相談をし、
またバイクを爆走させてどうにかこうにか戻ってしれっと仕事をしている、
関西で大家業と子育てに邁進中の佐山 潤(さやま じゅん)です。


近いっていいなあ笑。

銀行とのお話といえば、先日ちょっとした発見がありました。

 

「今期の売り上げはいくらくらいになりそうでしたか?」

 

と、決算を〆たばかりのこの時期、
銀行や資金調達のコンサルタントさんによく聞かれます。

 

大家さんとして法人を持つ場合、
もちろん売り上げの主要素は家賃です。
私の場合、法人をいくつかに分けて物件を運用しているので、
1法人につき、物件数が多くても2つくらいまでにしているので、
売上は多くても1000万ちょいとかです。
 

少ない法人だと数百万。
ただ、今期(厳密にはしまったばかりなので前期ですが)は、
物件売買があったので、当該法人の売上高の見込みを

 

「数千万はいくと思います」

 

と答えていました。
とあるコンサルタントの方から、
 

「それだけ売り上げがあれば使える助成金もあるかもしれない」

 

と言われ、ちょっとテンション上がっていました。

 

「じゃあ決算書が税理士から来たら見せますね」

 

とか言って税理士さんから納税予定額が来るのを待っていました。
売り上げが上がる事に伴い、利益もかなり出ることになるので、
経費の計算と納税の準備もばっちりしており、
結果、税理士さんから提示された納税額も、想定範囲内で、
すぐに納税し、決算書が上がってきました。

利益と納税額が想定内だったので、もう内容見なくてもいいか、
と思い、そのままコンサルタントの方に送ります。

すぐに連絡が、、、どんな補助金がつかえるのかなー。
とか、なんかわくわくしてた気がします。

ですが、

 

「売上高500万、ってどういうことですか?」

 

「え!?」

 

何でだ!?と思い、すぐに自分でも送った決算書を確認します。
確かに500万ちょい、、、
この時点で、かっこわるー。。。
と思ってしまいました。
なんか売上数千万とかかっこつけてるみたいな感じで
言うてもうたけど、実際全然ちゃうやん。。。笑
という感じ。

 

次に、それだとするとおかしいなと思い当たります。
物件を売ったのは間違いない。
じゃあ税理士が、売買の売上高を計上し忘れている??
いや、それだと利益や納税額が想定内にならず、
大赤字になるはず。。。

 

決算書、というか損益計算書をよく見ます。
販管費で売却の為に行った修繕と思しき費用が
ちゃんと計上されているのが伺えます。
という事は、この売上高で行くと、、、
当然経常利益時点ではかなりのマイナスになっている。

で、そのあと、普段の決算では添え物程度の数字の変動にしかならない、
特別利益に数百万。。。

これで何のことかわかりました。
物件の売却金額は売り上げの対象にはならず、
事業活動の一環として損益金のみが計上される、という事みたいです。

サラリーマンが住んでる家を売って利益が出ても、
年収は変わらない、という事とちょっと似てる気がします。

これがもし私の会社の定款に

・不動産の売買を生業とする

旨の記載があれば売却金額を売り上げに参入できるのですが、
それをするとなると宅建業の免許が必要になります。
それは面倒でお金もかかる。

という事で経常利益の大きなマイナスを、
同じく大きな特別利益でもって清算した結果、
税引き前利益で黒字となり、想定していた法人税を払った。

という事でした。
(後で税理士に確認するとその通りでした。)

 

かっこ悪いけど勉強になりました。

本日もお読みいただきありがとうございます!