こんにちは!
関西で大家業と子育てに精を出す、佐山 潤(さやま じゅん)です。

 

前回の続き、「雨漏りはない」との申告を受け、
かつ契約不適合責任を伴って宅建業者から買った物件について、
購入後割とすぐ雨漏りの申告を入居者から受け、
「前のオーナーの時から直してもらってない」
と言われた。

 

という話ですが、
この件で、私、佐山は大ポカをやらかしてしまいました。
雨漏りの報告を受け、管理会社に写真を撮ってもらったところ、
畳の位置関係と合致する、「いかにも」なクラックがビシっと入っていました。

これは簡単そうな話だと思い、なじみの協定会社さんに電話して、
写真を送ると、
「本当は7万くらいしますが、ちょうど通り道なんで、すぐ発注でいいなら3万でいいですよ」と。
思ったよりも安すぎてすぐに工事を依頼しました。

結果、その日のうちに修復完了。水漏れもこれでストップ。
 

安く済んでよかったー。
とりあえず売主さんに契約不適合を問い合わせてみよう。

と、ここまではよかったのですが、
妙なことを思いついてしまいました。
 

「これから契約不適合を請求するにあたって、もし何かの間違いで支払いされないと怖いので、念のため、ダメ元で火災保険も請求しよう」

 

で、請求をあげてみます。
同時に売主へも契約不適合責任を問い合わせすると。
 

「修繕はどうされました?」

 

「もう、急ぎだったんで済ませちゃいました」

 

「、、、ちょっと社内で検討しますね。」

 

と電話が切れます。
で、後日電話が、、

 

「ちょっと今回はその件については費用お出しできません。
代わりに外壁をざっと塗装しなおす、というので対応できますが。。。」

 

この時点で、醜くも「いくらもらえるか」
にしか目がなかった私は、

 

「そんなんいいから、修繕代払って下さい。(7万と言った業者との会話を参考に)こっちは10万近く払ってるんです!」

。。。はい嘘です。吹っ掛けてしまった。行きがかりでつい、、、
ここから雪崩のように報いがやってきます。

まず、
 

「瑕疵担保と違って契約不適合はすでに修繕を行ったものについて、補償を行うようなものではない」

という旨説明をされます。

そんな馬鹿な!
と思い、弁護士の無料相談で聞いてみると、
なんとこれがあながち間違いではないのだとか。
本来は、事象わかった→相見積取った→売主がその中から選ぶ、もしくは売主自身で手配する→が本来の流れ。

となるんだとか。

ただ、
 

「全く何も補償してもらえない、というのは流石にないので、補償を求めて裁判をすることは有効ですが、10万そこそこの訴額だとそもそも裁判費用で赤字になりますね。」
 

裁判あるあるですね。訴えたほうが勝っても損する。
それに加えて今回は、、、
勢いとはいえ、私は事実でない事を言ってしまっている。
 

3万で終わった工事を10万だとかなんとかぬかしてしまっている。

裁判すれば圧倒的に私が不利です。
結果、このままフェードアウトしました。
せっかく売主が提案してくれた外壁塗装も蹴ってしまって。。。
(やっていれば修繕履歴に「外壁塗装実施」と書けるので、売却の際、売値を上げる材料になります)

 

あとは保険ですが、、、代理店から連絡が。
 

「これ、特に何かがぶつかった、という風にも見えないし、ただの老朽化とみなされますよ。申請しないほうがいいんじゃ。。。?」

 

ですよねー。はい。ごもっとも。。。

一体この時の佐山は何を考えていたのでしょうか?
過去にいただいた修繕費用に目が眩んで、
二重請求するわ、するならするでやり方がお粗末だわ、
嘘はつくわ、相手方の譲歩を見逃すわ。。。

 

これは本当にやってはいけない対応として、
永遠に私の記憶に残さねばなりません。
なんというか、関係直接ない方も、
世の中の皆様、申し訳ありません。

 

本日もお読みくださり、ありがとうございます。