レバレッジ
よく使う度数:★★★★★
レバレッジとは、「てこ」という意味があります。
自分の元手(元金)に対して2倍、3倍・・・などの倍率で
投資を行う場合の倍率を言います。
一般的に、外貨預金では
1ドル=100円の場合、100万円を1万ドルに換えて
預金を行いますので、1万ドルしか外貨に換えられません。
ところが、FX(外国為替証拠金取引)では、
証拠金を預ければ良いので、100万円の元金でも
2万ドル、3万ドルの投資を行うことができます。
例えば、
元金 = 100万円
1ドル = 100円
証拠金率 = 5%(1万ドルあたり)
で、1万ドルの投資を行うとします。
この場合、
100円(1ドル)×1万ドル=100万円
証拠金率は、5%なので、
100万円×5%=5万円
で100万円分の取引ができることになります。
この場合、元金100万円があり、1万ドル換算で100万円ですので、
100万円(1万ドル換算)÷100万円(元金)=1
で、レバレッジは1倍になります。
レバレッジ1倍というのは、元金(現金)を外貨預金に
預けていることと同じになります。
次に、レバレッジを大きくした場合を考えます。
例えば、
元金 = 50万円
1ドル = 100円
証拠金率 = 5%(1万ドルあたり)
で、2万ドルの投資を行うとします。
この場合、
100円(1ドル)×2万ドル=200万円
証拠金率は、5%なので、
200万円×5%=10万円
で200万円分の取引ができることになります。
この場合、元金50万円があり、1万ドル換算で200万円ですので、
200万円(1万ドル換算)÷50万円(元金)=4
で、レバレッジは4倍になります。
このように、FXでは元金が少なくてもレバレッジを大きくすることで、
元金以上の取引を行うことができます。
ただし、注意が必要なのはレバレッジを大きくして取引するということは、
レバレッジが1倍の時は、
為替変動で1円動いた場合は、1円の損益が発生しますが、
レバレッジが4倍の時は、
為替変動で1円動いた場合は、4円の損益が発生しますので、
レバレッジを大きくした場合の投資は、リスク管理が重要になってきます。
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