The Black Crowesの新譜『ハピネス・バスターズ』が2024年3月15日に発売された。プロデュースにジェイ・ジョイスを迎えた15年ぶりとなるアルバム。
2019年にThe Black Crowesが再結成。名盤『Shake Your Money Maker』の30周年を祝った完全再掲ライブで来日公演も果たして、素晴らしい演奏を聴かせてくれ、ツアー後にアルバム製作に取り掛かった模様。そのライブで得たグッドフィーリングを新しいアルバムに取り込め、満を持しての発表となった。
このアルバム、聴くほどに良さがジワジワと身に沁みてくる、噛みごたえ充分の作品である。
ブラッククロウズの持つ唯一無二の個性がぎっしり詰まっていて、ブラッククロウズに求めていたものが、期待以上に詰まっている。
ロックンロール、バラード、ブルージーな楽曲やソウルフルな楽曲とバラエティに富んでいて飽きることなくアルバムを楽しむことができる。一周するとまた初めから聴きたくなる、アルバムとしてとても良くできた作品である。10曲37分というのが、ちょうど良い。
ブラッククロウズらしい軽快骨太ロックンロールが頭2曲ガツンと来て、思わず拍手喝采という感じ。そうなんです!コレが聴きたかったんです!
聴くたびに体を動かしたくなる楽曲も多く、MVのクリスのような踊りを踊りたくなること、必至。歩きながら聴いていると、ついつい体が動いてしまう。
期待以上の出来映えについつい来日公演を期待してしまうが、また来てくれるだろうか。
是非来日のうえ、新しいアルバムからたっぷりと演奏してほしいと切に願う。
評価
92点/100点
最近高得点なアルバムが続き2024年は豊作である