新入幕の東前頭17枚目尊富士（24＝伊勢ケ浜）が、ただ一人、ストレート勝ち越しを決め、単独トップを守った。三役経験者の竜電を、低い立ち合いから押し込みながら右上手を取ると、休まず攻めて最後は押し出しで破った。初日から8連勝。新入幕力士としては大鵬の「11」が最長で、今後は大記録の期待も懸かる。
ストレート勝ち越しについて、尊富士は取組後「全く想像していなかった。どこまで幕内でできるのか不安もあった」と、率直な感想を語った。連日、数々の記録に並ぶ快挙だが「そういう記録もあるんだな、というぐらい」と、特に気に留めずに平常心で土俵に立っているという。
9日目は小結阿炎と、初の三役戦が組まれた。ただ気持ちの面では「特に変わらない」と、浮足立つことはない。続けて「やる以上は、しっかりと頑張ります」と、気持ちを引き締め直していた。
当時大鵬は、12日目に新進気鋭の小結柏戸を当てられました。そして柏戸の新入幕に負けられるか～、と言う執念に敗れてしまいました。でも、１２勝して、敢闘賞と雷電賞を受賞しております。
素晴らしいです。
尊富士も１２連勝の新記録を作れば、敢闘賞は間違いないでしょう。優勝もあり得ますね。ただかなり厳しいでしょう。
まずは阿炎を撃破できるかが、大事ですね。