プロボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(24日、東京・両国国技館)で6回TKO勝ちし、新王者となった中谷潤人(26)=M・T=が一夜明けた25日、東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで会見し、勝利の喜びなどを語った。
ほとんど傷のないきれいな顔で登場した中谷は、鮮烈なTKO勝ちで27戦全勝とし「イメージしていたボクシング。自信になった」と笑顔を見せた。初防衛を目指していた王者のアレハンドロ・サンティアゴ(28)=メキシコ=に完勝。井上尚弥(大橋)、田中恒成(畑中)に続いて日本選手3人目の全勝での世界3階級制覇を達成した。 驚愕(きょうがく)のデータも判明した。世界中の主要なプロボクシングの試合のパンチ数を数えて発表しているCompuBox社によると、サンティアゴは計107発のジャブを繰り出したが、中谷が被弾したのはわずか2発。的中率は1・9%だった。中谷は「ジャブをもらわないっていう意識はなかったが、結果パンチをもらっていないという形になった」と説明。中谷は233発のジャブを出し、47発をヒット。的中率は20・2%と大きく差をつけた。強打やすべてのパンチの合計など、すべてのスタッツで上回り、データを見ても圧勝だったことがうかがえた。
次戦は指名挑戦権を持つ同級2位のビンセント・アストロラビオ(26)=フィリピン=を相手に、早ければ6月にも日本で初防衛戦を闘うことが有力。「今年は4試合したい」と年内にあと3戦闘うことに意欲を見せた。 興行は動画配信サービスのアマゾンプライムビデオで生配信された。プロ戦績は中谷が27戦27勝(20KO)、サンティアゴが37戦28勝(14KO)4敗5分け、アストロラビオが23戦19勝(14KO)4敗。
強いですね。これで27連勝です。次もきっと勝つでしょう。
井上に続いてのモンスターぶり。
さしずめ令和の怪物でしょうか。