「アホの坂田」坂田利夫さん天国へ 数々の笑い「あ~りが~とさ~ん」 生涯独身…アホ貫いた芸人人生 | ジョン斉藤の世界

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「あ~りが~とさ~ん」などのギャグや「アホの坂田」の愛称で親しまれたお笑い芸人坂田利夫(さかた・としお、本名・地神利夫=じがみ・としお)さんが29日、大阪市内で老衰のため亡くなった。所属する吉本興業が30日発表した。82歳だった。2021年に死去した前田五郎さん(享年79)との漫才コンビ、コメディ№1で人気を博すと、イメージソング「アホの坂田」も大ヒット。生涯「アホ」を演じ続けた芸人人生に幕を下ろした。通夜、葬儀・告別式は近く近親者で執り行う予定。

全国のお茶の間で愛された〝アホの坂田〟が、静かに天国に旅立った。

吉本によると、今年10月には82歳の誕生日を50年来の親交がある後輩の間寛平(74)夫妻にお祝いしてもらい、大変喜んでいた。最期も親族と寛平夫妻に見守られながら息を引き取ったという。

大阪市港区出身。高校卒業後、運送業や大阪ガスの仕事などを転々とし、1964年に吉本新喜劇研究生のオーディションに合格。本名である地神は覚えにくいという先輩の指摘で、楽屋に村田英雄の「王将」の歌詞が貼ってあったことから、王将といえば将棋棋士の坂田三吉と連想し、「坂田利夫」に改名した。

 

私には、特別な思いがあります。それは、昭和45年のいつかの水曜日の深夜放送での一幕です。

ラジオ大阪の「ヒットでヒットばちょんと行こう」という番組の中で当時リスナーであった私がはがきを出し、採用されて、読んでもらえたのです。採用されたらリスナーへのプレゼント(ノベルティ)の「バチョンバッグ」がもらえるというものでした。

その時、私の応募したものが、読まれました。いきなりだからびっくりしましたが、もっとびっくりしたのは、採用されたら確実にばちょんバッグがもらえるはずだったのにも関わらず、もらえなかったのです。

坂田「これ面白いから、バッグ送ろうか」

前田「こんなんあかん、おもろない」と言われ、もらえなかったのです。

ある意味あり得ない話です。9回裏に大谷に逆転サヨナラホームランを打たれたようなものです。

その時の坂田師匠のバッグあげようやと言うありがたい一言が、いまだに脳裏に焼き付いています。

坂田師匠、ありがとうございました。安らかにお眠りください。天国でも、先人たちを笑かしてください。