高校通算記録まであと5本
大谷翔平(エンゼルス)や菊池雄星(ブルージェイズ)を輩出した花巻東高校の主砲・佐々木麟太郎内野手が、清宮幸太郎(日本ハム)の高校通算本塁打記録(111本)を更新しようとしている。
「'22年最後の横浜隼人高校戦で2本のホームランを連発し、通算106本まで記録を伸ばしました。183cm117kgの恵まれた体格で、規格外のパワーを誇ります」(スポーツ紙アマ担当記者) スポーツジャーナリストの安倍昌彦氏は、佐々木の魅力はパワーだけに留まらないと話す。 「私が初めて佐々木を見た時、下半身の柔らかさに驚きました。守備でも打撃でも、余計な力を抜いてボールを捉えることができています。本人も、『一番やってはいけないのは力任せになること』と話していました。実力があるからと欲を出して振り回したりしない。野球選手としての精神年齢が高いんです」
花巻東のDNA
佐々木が高校野球界屈指のスラッガーとなったのは、父である佐々木洋監督の遺伝子の影響だという見方が強いが……。 「佐々木は、幼いころから花巻東のグラウンドを遊び場にしていました。そんな中で、大谷ら歴代の優秀な選手たちを間近で見続け、それを自らのプレーに吸収していった。監督のDNAというよりは、花巻東高校野球部のDNAを受け継いで育っていったと考えるべきでしょう」(安倍氏) 佐々木の勢いは、今後も止まらない。
「怪我さえなければ4月には清宮の記録を超え、高校通算で130本を超えるでしょう。ドラフトの目玉になるのは間違いありません。例えば、村上宗隆のメジャー行きを控えているヤクルトにとって、佐々木はピッタリの逸材です」(前出・記者) 球界の新たな至宝の未来に期待しよう。
「週刊現代」2022年12月31日・2023年1月7日合併号より
やはり大物になりました。高校1年から注目しておりました。今年は、二回甲子園に出てほしい。そしてホームラン連発して欲しい。
ドラフトで競合10チームくらいになりそうですね。