投資を始める前に③ 塩漬けは絶対に損!損益通算の効果
投資関係シリーズ化3回目。前回に引き続き税金について書きます。私が株式投資を始めた2000年ちょっと前は売却益には分離課税を選ぶと特例処置として合計10%の所得税と住民税しかかかりませんでした。(現在は、20%と復興税がかかります)当時は約400万円もの利益を出せていたので、数年で約40万円の税金を支払いました。しかし、とある株で大失敗して大きな含み損を抱えた上に追い打ちをかけるようにJALの破綻で1,000万円以上の含み損+損失を抱える羽目になりました。その時初めて何でこんなに負けているのに税金を払い損なんだ?と言う大きな疑問を持ちました。それから税制の勉強をしました。(←遅すぎる)前回に紹介した本は大変役に立ちました。この結果、できるだけ税金を支払わない投資をすると下手な私でも資産が増えていくことに気が付きました。-----------------------そもそも株や為替なんて上がるか下がるか分からないと考えて投資すべきです。(要するに確率の問題)※リスクを分散する方法は色々あるのでいずれ書きます。今回は簡単な例を用いて損益通算させて節税する方法を書きます。A株 1000円x100株=100,000円で購入したと仮定します。配当が2%でた場合、2,000円が配当益となります。(約400円が天引きされて実際は1,600円が手元に入ります)簡単にする為、東北大震災の復興税は除いています。株価が動いてA株が940円に値下がった場合A株で6,000円の含み損になります。損益通算させる場合は、この場合、A株を940円で売って6,000円の損失を一旦確定させます。そして、このA株を同じ値段以下で買い戻すのです。940円でも良いし、売買手数料を回収するために938円でも構いません。私のよくやる方法はA株940円 100株指値売りの注文を出して違う証券会社の口座を使って同日にA株940円 100株指値買いの注文を出しておきます。この場合はほぼ確実にどちらの注文も成立します。売買後の状況はA株は100株持っていることになって売る前と変わっていません。損失だけ確定しました。確定申告すれば取られた税金の400円分が還付されます。今は損失の繰り越しは最大3年まで認められていますので、1年目損失 6,000円 (配当と通算後は損失4,000円) 400円の還付2年目損益 0円(配当と通算後は損失繰り越し2,000円)400円の還付3年目損益 0円(配当と通算後は損失繰り越し0円)400円の還付となります。確定申告しない場合と3年で1,200円の差になります。今回の例の投資額が小さいので大したことがないのですが実際、年間●0万円以上の配当を受け取っていると馬鹿になりません。また、損失を確定して買い戻すと買値が下がるのでその後の値上がりで益が出やすくなる効果もあります。ただ単に塩漬け(負けを放置)しておくと損していると分かっていただけましたでしょうか?2016年から税制が変わり上図の青で囲まれた投資グループ内の損益は全て同じように損益通算できるようになっています。株式や投資信託、外貨建てMMFなど全ての配当、分配金の取られた税金は負けている株式などの損を確定することによってまとめて取り返せるようになったのです。同じ税制の投資グループ内で投資をすることはより資産を増やせる確率が高くなっているわけです。損失を確定させる→税金を取り返せる、将来値上がり益が得やすくなる負けてもうれしいと言うことは分かっていただけたでしょうか?