4月になって相場の流れが変わって来たと

 

この記事で書きましたが、予想以上に売り方の買い戻しと海外勢の現物買いが入り急騰しています。

キオクシアは20,000円割れの水準から30,000円越えまで一気に上げました。全般にAI・半導体株が上げています。

2月期決算の銘柄の本決算発表が本格化。昨日はファーストリティリングが

 

 

大幅上方修正で日経平均の上昇を牽引。

一方、またアンソロピックのAIに市場を奪われる懸念でソフトウエア株がまた下げています。

昨日は半導体等の上げ以上にソフトウエア株が下げたので、自分の資産としてはマイナスでした。

 

--------ここから本題-------

今回の最大の問題は原油高で、この影響でどの程度日本株に影響が出るのかアンソロピックのCluadeを使って計算してみました。仮定が多いので1次近似として見てもらえれば幸いです。

 

まず、名目GDPと日経平均株価、TOPIXの連動性を評価。

これを見ると名目GDPに株価が連動しているのが分かります。

名目GDPは暦歴で出てくるのに対し、株価は12月末の月足ごとで見るのか1月~12月までの平均で見るのか等で変わるのでそこまで正確性はないです。

 

AIの説明によると、アベノミクス以降のTOPIXが名目GDPの相関が高く、相関係数のɤが1に近くなり正の相関があることが分かりました。

 

次に株価と名目GDPの前年度変化率を回帰直線を使って係数を計算。

TOPIXは比較的回帰直線に近い所に分布しているので、まずまず使えそう。AIもTOPIXは統計的有意と判定しています。

 

TOPIX変化率=0.2+3.5xGDP変化率

の式で3.5が重要。GDPが1%変化するとTOPIXは3.5%変化することになりますね。

 

更に、今回の原油高が名目GDPに与える影響を試算します。

原油高による国内生産者の価格転嫁は名目GDPに対しプラスに働きますが、輸入額増加分がマイナスになります。

消費者物価の上昇率は内閣府のバーモデルを使用。

今の原油価格が90ドル台(50%増)が継続した場合で計算。

 

結果は2か月継続でGDPを0.18%、1年で1.13%押し下げになりました。

 

<結論>

内閣府の2026年の名目GDPは3.4%試算。

このまま戦争が終結し、原油価格が5月末までに収まれば(例えばWTIで70ドル台前半)

3.4%→3.2%のGDP変化なので

TOPIXの変化率で換算すると11.4%が11.1%の上昇となり軽微です。

1年続くと

3.4%→2.3%(GDP変化)でTOPIXは8.3%の上昇になります。

8.3%増でも配当金を含めると10%程度が期待値になるので、長期で資産を増やすには債券(日本10年債で2.4%程度)よりも有利なことが分かります。1年で見ると株価は大きくばらつきますが、20年以上の長期で見れば期待値に近づいてきます。

 

なお、名目GDPが減れば税収が減るので、財政悪化懸念もでてくるのも問題になります。

 

仮定が多いのと中央値で計算しているので(それぞれにバラツキがある)あくまでも参考程度に見て貰えれば良いと思います。

 

※注記>図の文字が見えない場合は、図をダブルクリックし拡大してみてください