今日は、昔から保有している8905 イオンモールを業績から分析してみます。
まずは月足チャート
(クリックすると拡大します)
2007年頃のリーマンショック前を頂点に3角保ち合いを形成していましたが、上値抵抗線を抜けたにもかかわらず、コロナ後の戻り以降ずっとヨコヨコ状態が続いています。
コロナとの共存で人の行き来は戻っていますが、株価はコロナ前の2018年の高値すら抜けていない。
2008年からのイオンモールの通期業績推移
(マネックス証券スカウタより、クリックすると拡大します)
棒グラフは売上高、赤折れ線が営業利益
2021年2022年はコロナで一時的に落ち込みましたが、その後の回復で売上高は過去最高になっているものの営業利益は未だ抜け切れていません。
今期の2025年2月期の予想はコロナ前の2019年2月期の営業利益を上回る予想になっています。
株価が戻らない原因は営業利益率が悪化、つまりROEが悪化しているのです。
イオンモール業績推移(営業利益率、ROE)
株価の推移とほぼ連動。2008年にはROE19%ありましたが、2024年には4.5%まで落ち込んでいます。コロナ前はROEはやや横ばいから上昇して2020年は8.7%ありました。
この主な原因は売上高の大きい日本の営業利益率が落ち込んでいる為です。
海外はベトナム好調、インドネシア赤字縮小、中国は景気低迷の影響から悪いです。
決算説明書を読んでもイマイチ不明瞭だったので生成AIで調べてみました。
質問)日本の営業利益率が減少している理由は?
コロナの影響はあまり残ってないと思うので、1と3はあまり当てはまらないかも。
一部のイオンモールは改装や赤字店舗の閉店で特別損失を計上しているようです。
イオンモールは従来と同じではお客に飽きられるので、常に新しいことをして集客しないと行けないビジネスモデルなので、日本で店舗数が飽和状態ならば今後伸ばしていくのは厳しいですね。
質問)営業利益率が回復する見込みはあるのか?
改修による集客向上、赤字店舗の閉鎖で改善される可能性はあるとのあり触れた回答でした。
私の場合、平均単価1,500円以下で1,600株持っているので
配当金(50円x1,600株=80,000円)、株主優待でイオンのお買物券を12,000円分もらえているので、総合利回り3.8%程度です。
他の株に乗り換えても配当利回りも3%前後の株が殆どなので
ROEの多少の改善を期待しながら放置で行きます。