今週はエヌビディアの決算が出てその後の株価の動きを見てからでないと本腰を入れて動きにくそうです。5/23(木)の値動きが目先の重要局面になりそうです。

 

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私は長期投資が基本なのですが、何を見て銘柄を選んでいるのかについて書いていきたいと思います。今回はその1回目。

 

皆さんは株を売買する際にROEを見ていますか?

 

ROE(自己資本利益率)

=年間の最終利益/自己資本で計算されます。

 

自己資本をどれだけ有意義に使って利益を上げたかの指標で、10%あれば平均点でしょうかね。当然会社の規模や業種でも変わってきます。

 

無料で見られる株探では

決算/収益性のシートを選ぶとROEが過去2年と今期の会社予想から計算されるROEが表示されます。

 

上の例ではJR東日本のROEを見ていますが、今期の予想で7.73%。決して高い訳ではないですがコロナからの鉄道業の回復で少しは改善されていることが分かります。

 

年間の最終利益/自己資本で計算されるのでROEの値が高いと最終利益も増えます。

 

ざっくりですが、2024年3月期の最終益は1,965億円でこれに配当や自社株買いなどの資金を差し引いた額が

翌年度の自己資本になり、ROEをかけた数字が最終益になります。

 

自社株買いが無い場合でも配当性向が50%であれば会社に残る利益は半分になるので

1,000億円弱が次の期の自己資本の増加になります。

ROEが安定的な値であるならば、自己資本が増えた分最終益も年々増えていくことになります。

 

ROEが大きいほど、配当性向が小さいほど(配当をあまりださないほど)年々最終益の増加が大きなり、それに比例して株価が上がっていくことになります。

 

値上がり益を狙おうとするならばROEの大きく配当性向が小さい銘柄を狙っていくのが良いかと思います。

 

実際は東京エレクトロンの様にROEが20~30%以上もある銘柄は既に買われていることが多く、PERも37.8倍にもなっており先3年ぐらいの業績まで見込んでいることになります。

今期の予想ROEが25%もあれば3年で自己資本は倍になりますが、配当性向が50%もあるので実際自己資本が倍になるには6年程度かかる計算になります。

6年間で株価が倍になってもおかしくないと言うことになります。

ROEを安定して高く維持できる企業の株価は右肩上がりに延びていくことになります。