4/10にイオンの2020年2月期の決算が発表されていました。

内容はほぼ想定通りで特にサプライズはありません。

今年の2月末までの決算なので、日本の新型コロナが業績に与える影響は軽微でした。

 

2020年2月期の決算企業の多くは今期の業績予想を推定不能で非開示としていますが、

イオンの場合は幅を持たせて売り上げと営業利益を開示しております。

 

(株探より転載)

株探の予想数値は会社側発表の中心値が書かれています。

配当は36円維持するものの、営業益は-65%減の750億円まで減少でした。

 

同時に開示された

決算補足資料

に興味深いデータが出てました。

株探のニュースというタブ(青〇)から調べていくと非常に便利にリンクにたどり着けます。

 

この中に新型コロナの影響と書かれた資料があります。

イオンは今回のウィルスの発信源となった武漢に3店舗イオンモールがあって影響がいち早く受けております。

中国のケースだと営業時間短縮や閉店を初めて約2か月弱で少しづつ再開が始まり、3ヶ月目でかなりの部分の営業が始まっています。

日本の場合はソフトダウンなので長引く可能性はありますが、

生活に必要な衣・食は5月連休明けから感染対策を強化して徐々に再開、6月から100%近く戻ると推測できます。

但し、イオンファンタジー(ゲームセンターや映画館などのアミューズメント施設)は微妙ですね。

居酒屋、飲食店などは席の間隔を広げたり、入店時の体温チェックの強化などの新たな対策が必要になると思います。

 

当面の急ぎでない旅行・観光業の再開は6月ぐらいから徐々くらいで考えています。

海外は国境閉鎖している国が多いので、まだまだ先になると思われます。

 

3月度の売り上げの前年比対比でみると、影響が大きい分野が分かります。

SM各社はスーパーで外食が減ったことによる売り上げ増なのでしょう。この分野は儲からないのでここが増えても利益の改善にはなりにくい。

ウエルシアはドラッグストアなので、マスクや消毒液など売り上げが伸びているものと予想されます。

イオンモールは専門店街の閉鎖に伴う、賃貸料の免除を実施しているのでかなり痛手。今期の業績はかなり不透明です。

更にイオンファンタージーはもっと落ち込みが酷いと思われます。

生活に必要なものが優先で、贅沢品やアミューズメントは抑えられている傾向がはっきり出ています。

これらの業績回復は2022年3月期までかかると思われます。

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JPモルガンが投資家向けに開示している資料にJALの予想がでてましたが、2019年3月期のレベルまでの回復は更に遅れ2023年3月期までかかるだろうとのことでした。

国際線は今年はダメで、来年も戻りが遅く、再来年以降と読んでいるようです。

一度破綻したJALは債務が少ないので恐らく持ちこたえられるとの見通し、但し減配は仕方なしになるようです。

個人的には拡大路線をしてきたANAはかなりやばい気がしています。社員を一時帰休させるのはその予兆と捉える人もいます。

まあ、いざとなれば政府が救済するのでしょうが。