横浜市の西部~藤沢地域に住んで37年にもなりますが、
藤沢飛行場がかつてあったのは全く知りませんでした。
知ったきっかけは
もう一つの投資ブログで記載した荏原製作所のHPで調べていて出てきました。
この会社は頻繁に近くを車で通ることがあったので会社自体はよく知っていましたが、この工場は藤沢飛行場の跡地に建てられたことは知りませんでした。
「太平洋戦争当時、海軍の飛行場として建設された。湘南海岸の江の島の西側から引地川を北上した東側の相模野台地丘陵上南端部にあった。さらに北上すると厚木海軍飛行場がある。滑走路は、南北方向で離着陸の方向は北から南向きだった。
終戦後は民間飛行場となり、廃止後の跡地は荏原製作所の藤沢事業所の大部分・荏原湘南スポーツセンターの敷地の一部になった。」
(Wiki Pediaより引用)
場所はこんなところにありました。
(国土地理院の電子Web地図より、1961-1969年で表示)
※年代別写真が表示できるので廃線前の線路とか調べるのに便利ですよ
分かりやすいように江の島と一緒に表示させています。
西にある川が引地川でこの川沿いを江の島までたまにランニングしています。
1960年代の写真を拡大すると飛行場の南に現在の国道1号線藤沢バイパスが建設中でまだ開通していないようです。小田急江ノ島線は既に開通していたようです。(調べると1929年開通)
引地川と境川周辺は田んぼで、飛行場の周りは畑のように見えます。
飛行場を斜めに横切るように1本の道がありますが、これは藤沢宿から大山街道に通じる道で一部今も残っています。
飛行場と斜めの道のそばの建物は格納庫だそうです。
更に現在の地図と高低図を重ねると高さ関係もよく分かります。
十字の場所が藤沢飛行場があったと思われる場所
「相模野台地丘陵上南端部」
数万年前に海から隆起してできた海岸段丘上で川が後から浸食されて残った部分だと思います。周りは段丘涯なのでかなりの急斜面。
格納庫近くの大山街道へ通じる道は
現在は修道院入り口の交差点があります。ウエルシアの左横の道が昔の道らしい。この先段丘涯を下るので急斜面です。
荏原製作所の看板があって(修道院入り口交差点北方面の写真)
格納庫があったと思われる場所には関東航空計器の表示板もあります。
1952年創業の航空計器の修理メーカーなので、藤沢飛行場との関係もありそうです。
この人の記事は昔の航空機の写真も載っていて興味深かったです。