少しその道を通らない間に
主役はシロツメクサに変わっていた。
思わず自転車を停める。
子供の頃
何の躊躇いもなく
花を摘んで花冠を作ったけれど
今の子たちも作るのだろうか…?
甥っ子姪っ子たちが
まだ小さい頃
実家近くの公園で
四葉のクローバーを探したのが
直近の思い出。
1人にひとつ
幸運のクローバーを渡したくて
一生懸命探したっけ。
今思い返せば
なぜそこまで?と思うのだけれど
その時は
差をつけたくなかったのだろう。
「幸運」と言われるものなら尚更。
どちらかが我慢するような場面を
作りたくなかったのだと思う。
おかげまで
2つ見つけることができた。
些細なことだけど
しっかり憶えているのは
可愛い甥っ子姪っ子たちとの
かけがえのない思い出だからなのかな。
何年経っても
愛おしいと思える宝物をありがとう。
必要な方に届きますように。