母のこと ⑥ | ∞∞おかげさま∞∞

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心に浮かんだこと、感じたことを忘備録的に。
どなたかのお役に立てたなら幸いです。




最も恐れていた現実と
生まれて初めての感覚とで
頭がかなり混乱した。


でも、これだけははっきりしている。


「悲しい」という感情が湧かないのだ。


母は、この説明のつかない

不思議な体験をさせるために

その終わりに、私を傍に置いたのか?

超絶悲しい出来事のはずなのに
世界が明るく見えるだなんて…



一旦、処置室を出るように言われ
まだ来ない父と弟をロビーで待った。


暫くして

看護師さんが様子を見に来てくれた。

「大丈夫ですか?」


幾度となく、こういう場面に立ち会うけれど

慣れなくて…と。


人の生死に関わるお仕事

本当に本当に頭が下がります。

そして、心にも寄り添ってくれて

ありがとうございます。



それにしても

なぜ私は悲しくないのだろう?


あんなに恐れていたのに。