昔の田舎のお話です。
私が小学生のときは、音楽をする男の子は軟弱みたいな考えがありました。
町内の地区ごとにソフトボールのチームがあり、私の地区では三年生から強制参加。
でも、後輩の一人がピアノを習っていて、親が結構本気でやらせていて、突き指してはいけないという理由で参加していませんでした。
そしたら、先輩からものすごい嫌われて、あいつとは口きくなとか、そんな感じ。
自分は仲良かったから、遊んでたけど。
当時は男の子の憧れはプロ野球選手、そしてキャプテン翼のブレイクでサッカー、更にはスラムダンクのブレイクでバスケットボールをするのが当たり前。
これは、うちの田舎だけの話なのかな?
まあ、そんな中で、異彩を放っていた友人がいました。
彼は寺の息子で、エレクトーンを習っていました。
お寺の跡取りでありながら、私の記憶が正しければ将来の夢はエレクトーンの先生!
そんな彼は、休み時間に教室のオルガンでルパン三世のテーマなどをカッコよく弾き、男女ともに人気者。
ちょっとカマッ気を感じる喋りなのですが、その弾く姿はカッコ良かった。
私は当時はピアノでブルグミュラーをやっていたころで、バラードとか好きだったけど、弾いてみても男の子はふーん、それが何?って感じで、ちょっと悔しかったものです。
そんな彼は、今では実家のお寺を継いで住職。
ちなみにうちの実家はその寺の檀家です(笑)。
ふと彼のことを思い出し、いつか一緒にお寺の本堂で子供たちに演奏できたらいいななんて思いました。
来月頭に法事で実家に帰ります。
御経をあげてくれるのはおそらくその友人。
話を持ちかけてみようかな??
トランペット講師 大倉