スローライフ

<スローライフ>

この言葉を最近知りました。
流行ってるのかどうかはしりませんがとりあえず気になりました。

ぼくなりにこのスローライフを考えてみたのですが、要は心にゆとりをもって畑を耕したり、ゆっくりお茶したり、じっくり生きてくという事なんでしょうか？
極度な効率化や消費社会に対するアンチテーゼでしょうか？

とても曖昧なライフスタイルだと思います。
というか…

余裕(物理的に)がある人しか実践できないような…

ちょっとそれはくやしいのでぼくなりのスローライフを提案してみます。　

①休みの日は仕事の日より早く起きる。
②映画を見に行ったら外人が笑うところで一緒にわらってみる。
③自分の畑がないので人の畑の収穫を喜べるように努力する。
④ブックオフで小説を立ち読みする。

みてもらった通り全くスローライフが理解出来てません。
だれか教えて…

アイヌの人 (続き)

僕が出会った女の子は完璧に日本に<同化>した、アイヌの人でした。　

彼女は自分の出生やアイヌの血を引いている事をとてもネガティブに捉えていたと思います。

彼女は何度も
<内緒だからね…>と僕に釘をさしました。

人間が他人を自分と同じ存在にさせようとする時(同化)二つの心理が作用すると思います。

１つは自己保存の延長として。これは自分というパーソナリティを残していきたいという本能だと思います。どちらかというと生物的な心理ではないでしょうか？
もうひとつは、(これが問題だと思うんですが)
自分にとって<有用>な人間を作ろうとする心理です。いいかえると自分の社会的立場を強化するためのツールとして他人を<利用>したいという心理です。
これは社会的な欲望から生まれる心理だと思います。

アイヌ人を先住民として認めるという国会の採択が彼らにとってどういう結果をもたらすのでしょうか？

明治維新以降、戦争を経て<同化>政策は一つのシステムとしてより確立したのではないでしょうか？？

アイヌの人だけではなく全ての<国民>を巻き込んで…
今回の採択で彼女が不条理な後ろめたさなく生きていければいいと思います。

アイヌの人 1

今何かと話題に上るアイヌの人たち。

彼らの事を知りたくて少しだけ資料を読んでみました。
(彼らの全ては到底語れませんが)
日本が明治維新以降近代化を進めていくなかで、アイヌの人たちは同化政策の対象になり独自の文化を守っていくのがとても困難になります。文化だけではなく政治経済的にも色々な差別を受け続けています。

現在約２万3000人位のアイヌの方がいるという事でしが正確な数字は分からないとの事です。

僕は何年か前アイヌの血を引いた女の子に会った事があります。

北海道すすきの(有名な歓楽街)のスナックでの出来事です。彼女が僕の横に座りお酒を飲んで何気ない世間話をしました。
きれいな服を着て、少しだけ方言まじり言葉をしゃべる女の子でした。

彼女はふと自分がアイヌの人間だと教えてくれました。<教えてくれた>というのは彼女がその事を隠してたという意味です。
　
アイヌの子孫というだけで働き口も少なく何かと偏見を持たれると言っていました。

彼女の手振りや口調は<完全>な日本人でした。
にもかかわらずです。

(続く)