Godoxユーザーの間で今話題のV1ですが、V860IIと比べてどうなの?と思っている方も多いと思います。
昨日Godox機材のレビューで有名なRobert Hall氏が比較動画をアップしていたので要点をまとめます。
まずは動画はこちら。
まずは比較ポイントをまとめます。
1 マスターとして使うときのインターフェース
2 ヘッドの形状に関して
3 パワーについて
4 リサイクル時間について
5 首の角度
6 バッテリーに関して
7 ロック機構
8 サイズと重さ
9 マグネット
10 プリプロダクションモデルから変更された点
1 マスターとして使うときのインターフェース
V1をマスターとして使い、3つ他のオフカメラストロボを操作するとしたらV1の方が圧倒的に操作が楽です。
例えば、Group C をマニュアルにし、パワーを1/16にしたいとすると、
V860IIの場合はパワーを調整できる段階に至るまでボタンを7回操作する必要があります。
V1の場合は同じ事をボタン操作3回でできます。
(Robert氏ではなく私個人の意見ですが、オフカメラライティングをするときにマスターストロボをオンカメラにすることはあまりないと思います。オフカメラをするときは別のトリガーを使うと思うので、この点は購入するときの決定打にはならないと個人的には思います)
2 ヘッドの形状に関して
V1の丸形ヘッドの方が光が柔らかくなる~と思われているかもしれませが、結局のところライトシェイピングツールを使わずに直当てで使えばハードライトになります。
確かに、V1の方が光の広がりは均等です。
動画の3:07を参考。
ストロボのスタート地点としてはV1の方が良いです。
しかしライトシェイピングをしないと影の落ち具合はV1にしろV860IIにしろハードです。
V1を使っているからと言って簡単に柔らかい光になるとは思わないほうが良いです。
(ちなみにRobert氏はmodifyという単語を使っていますが、これは改造するとか、変更する的な意味の単語です。光をmodifyするとカメラマンが言っている時はソフトボックスなりアンブレラなりを使って光の広がりを変える事を指します)
3 パワーについて
V1の方がパワーが上と宣伝されていますが、正直パワーはほぼ同じです。
バウンスやライトシェイピングツールを使っている時はパワーはほとんど同じで、V1の方がパワーが若干上だったのは測光器に直当てしたときで、それでも0.2Evしか違いがありませんでした。
マーケティング的にはそれでもパワーが上と言えるのかもしれませんが、基本的にパワーは同じと思ってよいです。
4 リサイクル時間について
フル発光してからリサイクルするまでの時間に関してはV1が(また)若干上なだけです。
Robert氏は以前はV860IIはリサイクルに2秒かかったと思っていましたが、最近ファームウェアで早くなったのか知りませんが、
V860IIのリサイクル時間は1.4秒
V1のリサイクル時間は1.3秒
(そもそもスピードライトをフル発光することは個人的にはあまりないのでこの0.1秒の差は重要じゃないです)
5 首の角度
V1の方が首を後ろの方に若干曲げる事が出来るのでとっさに壁バンするときに便利です。
6 バッテリーに関して
V1はフル発光が650回