捨てネコを見かけて | Naka** 趣味のBlog

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今朝は早くから警察署に行ってきました。

(お役所や関連の保護施設が土日祝日は休みですし…)

 

昨晩、自分が風呂に入ってる時に気づいたのですが、外でネコが鳴いて(泣いて?)いまして、それも近所の飼い猫とは明らかに違うネコの鳴き声でして。

 

察するに、ずっと同じ位置で鳴き続けている。ネコが何かを訴えているような声に聞こえました。

※繁殖時期の声とは全く違い、子ネコが母ネコを探し叫んでいる、或いは母ネコが子ネコを、そんな声でした。

 

さっさと入浴を済ませ、懐中電灯を持って裏の水路へ。

すると近づくにつれてその鳴き声は大きくなり、これは通常の事ではないものだと思いました。

 

しかし、灯りに反射する目を見つける事は出来ず、そのうち鳴き声は聞こえなくなりました。

(おそらくこの時点で母ネコではないと察知し、驚いて黙ったのでしょう。)

このまま探すのも近所の空き家を含め無整備な場所が大半だったり、他人の敷地だったりでどうする事も出来ず。

 

また暫くすると鳴き声が連続。そして外に出ると遠くからも別のネコの声を含め、聞こえた限りでは3匹の声が飛び交っていました。

 

そういう事で、この時点では水路に落ちたような確認もできず「野良猫が増えて困ったな」みたいな気分に留めてしまい…

 

 

ところが、朝起きて耳に入ったのはまたネコの鳴き声。

昨晩とほぼ同じ位置から聞こえたのでまた現場付近を確認。

 

すると、、、見つけました。

 

全長わずか15cmくらい(尻尾は除く)の生後2~3か月くらい?の子ネコでした。

 

家の裏の水路は地面から1m程の深さですが水深は今の時期10cm程で、泥が溜まって草が生えている30cm程の面積になった場所に、体を濡らして鳴いている全体的に黒、口の周りが白い毛並みの幼いネコがいました。両手のひらに乗っかるくらいのサイズの。

 

そこで自分も慌ててしまい、救出せねばと思っても網は無いし、とにかく長靴に履き替え水路に侵入。

 

考えが甘かったです。

一晩中鳴いていたとして体力は消耗してるだろうしお腹も空いている筈、身動きできまいと思ったのですが、1mくらいまで近づいたところで水路を素早くビチャビチャ走りながら逃げてしまいました。自分が移動できない方向へと走り去ってしまったのでどうする事もできず。

 

ここで自分を責める…なぜ食パンでも何でも、食べ物を見せ付ける等してネコの気分を落ち着かせる(或いは食べ物で釣る)事ができなかったのか。身動き出来ない場所にいるので落ち着かせるための時間はあった筈。

 

自分を責める事と同時に、最善の対応も考えました。

 

このまま放置しておいても陸に上がれないだろうし、天気予報で深夜には降水量20mmの強雨になるとの事。成猫なら1mくらい余裕でジャンプできるだろうけど、あの子ネコにはおそらく無理。このまま見×しにするわけにはいかない…

 

 

お役所や動物保護施設団体に連絡しようにも冒頭に書いたとおり休日。

残す宛は警察署でした。

そうであっても110番すると県警の交換局に繋がるので、ただ情報を伝えるだけしか出来ないだろうし、幸い警察署が近くにあるので対面して緊迫感を伝えるべく、アポ無しで直行する事に。

今日捕獲されれば休み明けに動物保護施設に渡るだろうと思ったからです。

 

警察署では状況を説明し、残念ながら飼いネコが逃げたとの届け出もなく、今度見つけたら携帯から110番して警官に場所がわかるよう電話対応・誘導に協力してくださいと言われて帰ってきました。(自分が水路に入って逃げられる前にそうすべきでした。)

 

その帰り道、近所でしかも水路に面した家のご夫人が2名ほど立ち話していまして、これまでの情報だけでも伝えようと話したところ、幸いにもそのうちの1名の方がそのネコを水路から救い出したとの事でした。

しかし柄の長い水を汲む用具を使ってすくい上げたところ、即行で逃げてしまったそうです。

 

自分が水路に入った時もそうですが、助かる事よりも恐怖心のほうが強かったのでしょう。

子ネコにとって信頼できるのは子ネコの母親だけなのかと思いました。

 

まずは陸に上がれた事と、そのご夫人たちを介して世間話で情報が伝わるかと思い少し気が楽になりましたが、この先は食料の問題とカラスやヘビ等の敵に襲われないか、あと衛生面が心配で。。。

 

あの子ネコの顔と瞳を見てしまった以上、とても心が痛みます。

子ネコでも、母親の愛情無しには育たないと思う…

 

実は3日前の朝、コンビニに行く途中でも同じくらいのサイズで別の子ネコが道端にいるのを見かけたのです。

その時も不意に近づいて逃げられる際に車に跳ねられてはいけないと思い、見て見ぬ振りをしてしまったのです。それだけでも罪だったなと痛感していての昨晩の鳴き声は「もしかしてあの時の?」と思ったりしました。

実際は違う個体でしたが兄弟かも?更に昨晩は計3匹の鳴き声がしたのもそうだったりして?

 

動物保護に関してはいろいろ法律もあったりで、このような事に遭遇すると冷静になれず判断するのは難しいなと今回痛感しました。

間違いなく捨てネコかと思います。大切にしている飼い主なら届け出もして必死になって探しますよね。

 

どうかその子ネコたちにとって幸せなほうに運が向いてほしい、保護されても処分されないようにしてほしいと願う一方で、捨ててしまう不届き者には強く憤りを感じます。遺棄なんて犯罪ですよね!

 

お読みくださった方々には気持ち的によろしくない投稿内容になってしまったと思いますが、このような事がおきているという現実、これ以上不幸な動物が増えないようにと思い投稿させていただきました。

 

自分のとった行動には不十分な点があり、お叱りを受ける部分がいろいろあると思います。

このような事例も含め、もし同様の出来事に遭遇された際は失敗事例として少しでも参考になれたら幸いです。

 

善処できなかったのが悔しいです。