テレビ番組表を見ていたら「吾亦紅」という言葉が目にとまった
「われもこう」 秋の野草だ
バラ科とは名ばかりの
野山や田舎の道端に風にゆれながら ひっそりと在る
すぎもとまさとの「吾亦紅」の歌詞
♪マッチで擦れば おろしが吹いて 線香やけにつき難い
さらさら揺れる吾亦紅 ふとあなたの吐息のようで
親不孝を詫びる心情が 団塊の世代の魂を揺さぶる・・・・
♪小さな町に嫁いで生きた そこしか知らない人だった
それでも母を生き切った 俺はあなたがうらやましい
戦時中に青春時代をささげ
戦後の復興に身を粉にして働き
子どもを育て 高等教育を受けさせ
都会に出て働く子どもを思い
ひっそりと生きた 多くの親たちがいた
今日 政府から 年金統合状況が発表された
「忘れられた年金」5000万件の内 4割が未判明という あつかましい報告
しかも 判明したとされる6割の中に すでに死亡した人が多数いるという
爪に灯をともすような暮らしの中から
国が決めたことだからと 年金を払い続け
「60になったら 年金がもらえるから」と働き続けたけれど
忘れられてしまった人々が こんなにいることを
心の底から詫びてほしい
間もなく彼岸がやってくる