決断へ | 人形姫の視る夢は・・・

人形姫の視る夢は・・・

着せ替え人形コレクターかりんの日々の記録です。

3連休最後の日。

快適に空いている道を、またまたオットとドライブ。

空気が澄んでいるから富士山がとっても綺麗に見える。

 

可愛いモデルルーム兼事務所に2度目のお伺い。

 

奥の建物はベーカリーショップ。

イートインスペースもあり、打ち合わせの後こちらでランチをいただいたのだけれど、

美味しさと可愛さが相まって、すごい人気。

お客様でいっぱいでした。

 

外壁にこんな遊び心あるデコレーション。

可愛い。

 

そう。

可愛い。

胸キュンポイント。

それが大事。

 

まだまだ当分都内に住むけど、

でも田舎の、オットの実家も将来移り住む終の住処として

建て替えたいというのが今の我が家の大きなプロジェクト。

 

そのためのハウスメーカーさんの絞り込みに時間をかけ、

今日は決めようと思っていた。

 

が、昨夜19時をすぎて、約束の図面がまだ未完との連絡。

それはないでしょ、とオット激怒。

メーカーKさんは延期希望だけれど、図面でメーカーを決めるわけではないのだ。

っていうか注文住宅なので、

先方がどう図面を書いてくださっても私の希望は入れるし、

それをしてくださるところだとわかっている。

問題はただ一つ、値段だけ。

 

それで実際にお話を伺ったのだが。

予想以上に、安い。

ああ、もうここに決まったと私は思ったのだ。

もとよりこちらの作られるお家には胸キュンポイントがすごくある。

ちらちらと見せていただくハウス内の、窓枠が、ドアノブが、

床板が、タイルが、瓦屋根が、もう全部が好きだ。

 

ここに来るまでオットは大変な激怒状態で、

話は聞くけど、もうKさんはあり得ない、

Rさんにすると今日決める、いいね!?という。

いいですよ〜、と私も頷いいたわけだけれども。

 

何度もいうが決めては値段。

その値段で行ける理由、問題点のクリア方針、

ローンの相談・・・どれも完璧。

 

一気にオットの表情が和らぎ、大きく気持ちの天秤が傾いたのが、

リーディングしなくてもわかった瞬間だった。

 

当初の見込みではKさんに似たテイストで、

トータル金額が安いRさんにほぼ決まる予定だった。

紹介してくださったコンサルタントさんもそう予測していた。

けれど4社回ってみて、値段的にはどこも似たり寄ったり。

だったらもう好みで決めて、あとは値段を削りつつ、

それでも譲れない部分は入れて、というゲームを楽しんでいくしかない。

 

ランチをしながらオットと、ほぼKさんかなあ、

でもRさんも前回伺ったお話は叩き台だったから、

また変わるかもしれないよね、と話しながら、Rさんへ。

担当のAさんからきて欲しいと強い希望があったのだ。

 

行ったら、もう最初からAさんは不機嫌だった。

驚くほど、露骨に。

 

なんでも前回、1月31日の時点でもう私たちと契約ができると思っていたので、

収入印紙を貼った契約書を作り、社長に報告も済んでいたという。

 

それは・・・でも貼らなくてもよかったんじゃない?

こちらは1/31に契約しますよ、なんてお約束を全くしていない。

のっけからプンプンされても、引くばかりである。

 

その後、Kさんへのディスりが始まる。

確かにKさん、頼りないところある。

ただ計画書はきちんと作って、

私たちの希望を全て考慮してくださり、

いろんな可能性を上げてくださって、

数字に落とし込んでもくださった。

図面が、設計者の方が、抱え込まれた案件多しで、

間に合わせられなかったというのは、だったら約束しなきゃいいじゃん、

キャンセルするにしても前日の夜はないでしょう、とは思うが。

それでオットも激オコ状態だったのであるが。

 

ただし、図面があったとしても、それで決めるわけじゃなかったのだ、

何度もいうけれど。

図面はあくまで最初のお手本、見本みたいなものである。

建てるとなったらいっぱいいっぱい変更する。

それはどこのメーカーさんにしてもそう。

今出される図面を見比べ、はい、こっちと決める気は最初からなかった。

世知辛いようだけれど、お金の計画書の方がよっぽど大事。

 

ただ、私が描いた夢の間取り落書きを、

真剣に見て、考えてくれたのはKさんの方。

内心、それでちょっと設計図が遅れたのではないかと思っている。

私の主張は少し個性的だから(たぶん)

Rさんは注文住宅とは謳うのだけれど規格があって、

そこを施主と相談しながらプラスしていく方式。

私のらくがきはスルーされている。

だしてくださっている図面も、

私が大嫌いな水回りが1階と2階に分かれているタイプで、

そうせざるをえない状況もわかるし、相談の余地はあるけれど、

一番のこだわりは「動線」とお伝えした部分、まるっと抜けている。

見た目は大変可愛いのだけれど、間取り図を見たら、その胸キュンが消える。

 

はっきり言ってもう、

Kさんの方が好みのお家で安いのだから勝負はあった。

Rさんにそれでもきたのは、私たちなりに義理を立てるため。

で、けちょんけちょんにキレられ、

もううちは引かせてもらいますと言われたので、

そうですか、返ってほっとして荷物を手に持って立ちかけたら、

なんかまた安い完璧な規格があって、と出してこられた。

また違うプランを値段を下げて立てるからもう一度お時間を、と。

いやいや、もうそんなに無理していただかなくても、と遠慮したけれど、

聞かない。

 

約束したけど、断ろう。

帰りの道で夫婦で相談。

あの人柄の人とはやっていけない。

 

これで落着ではなく、

Kさんの担当者から図面については今晩も明日も無理そう、

もう少し時間をくれと再三のお電話。

私は別にいいのだけれど、オット怒る。

結局、三日待つことにして、それはそれで楽しみだけれど。

要は値段で、その値段内でどれくらい自分の希望を反映できるか、だから、

値段が変わらないなら私はいい。

もうKさんの家っていいなと思っているから。

 

うちみたいな小さな客のために必死になってくださる皆様が、

それぞれ幸せでありますように。

そう祈りつつもため息が。

 Kさんがもっとピシッと決めてくださったらもう今日、

契約しますと宣言していたのに残念。

 

言い損ねた言葉を飲み込んだオットの機嫌が治って、

金曜日には話を決めたい。

何しろあっという間に時間は経つのだ。

もう2月も半ばに近いなんて、ちょっと怖い。

早く決めて、ローンが降りたら、私はさっさと会社を辞めたいんだからね!