企業分析力養成講座と、日本人が知らなかった新しい株の本を使って三菱地所の企業価値をざっくり調べてみました。
BSの観点から:三菱地所
①資産が生み出す利益やキャッシュフローをもとに、事業の価値を分析する
②BSに載っている資産の価値を分析する←コレ
③同じような業態の会社と比較する
会社概要⇒総合不動産業をどう分析するか?
・総合不動産=「資金調達・用地取得」「企画開発(建設)」「賃貸・管理」に分かれる
・総合不動産業の企業価値はアセットから見る
収益構造の視点から⇒収益の大小から分析のポイントを絞る
・コングロマリットは、どこが収益の源泉なのかを見極めることが大事

・2011年現在はビル事業及び住宅事業が収益の8割を占めていることが分かる。
・それでは、まずはビル事業のアセット価格を見てみる。BSから見る簿価ベースだと、2011年現在は1兆6千億である。この時価を細かく推計することはできないので、丸の内ベースで考えてみる。
土地情報ライブラリーによると(http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2012/10.html)、2011年現在の丸の内の1㎡あたりの価格は2700万円と、2007年の3500万円にくらべると大幅な地価下落である。これに有報に載せている丸ビルの土地1万㎡をかけると、2700億。丸の内・大手町地区全体(12万㎡)となると、三菱地所のビル事業のざっくりとした評価額、3兆2500億がでてくる。
この値に建物の価値も加算すると、大体10兆くらいにもなろうか?
・次に、フローで考えてみる
現在のビル事業の営利が1400億。ざっくり計算で1,4兆がフローの価値となる。
また、住宅事業は120億の為、ざっと1200億がフロー価値と計算できる。また、海外事業を含めると2200億程度になる。
・ざっくりとした株価計算
これまでにだしたフローの価値が1,4+2,2=1,6兆。次に、財産価値(流動資産-流動負債*1,2)をすると0,46兆となり、約2兆円が三菱地所の価値総額となる。ここから有利子負債分を差し引き、(http://profile.yahoo.co.jp/consolidate/8802)、残りの4千億を発行株式数で割る。するとどうだろう、1株当たり300円もいかない。だが、市場では1株1400円前後で取引をされている。しかしながら、時価総額は2兆円前後にしか満たない。株価はべつとしても、時価総額だけみると大分割安に評価されている気がしてならない。